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もともとはフードパフォーマンスから始まったので、またはじめてみようと思います。

はじまりはサラダロードでした。

ハラペコラボの代表を務める野尻です。
こうぶつヲカシで少しずつ福岡以外の方々にも知られるようになったハラペコラボですが、最初の始まりは実は食事をいろいろな場所でお出しする、フードパフォーマンスを行っていました。

このことは、お菓子を知る方々にとってはあまり知られていることがないと思いますので、改めて、書いてみようと思います。そして、このnoteは自分自身は再び食であそぶパフォーマンスをはじめようという決意表明的な記事だったりします。

数珠繋ぎのサラダロードというインスタレーションの食事

サラダロードとはなんぞや?という方へ、簡単にどんなことをやってきたのか話したいと思います。
このサラダロードとは、何もないところから始まり、テーブル自体がお皿だったり大きなキャンバスのような捉え方で、そこへ食材を画材のような感覚で並べていく。それはサラダの道なのだけれど、その時にその瞬間の感覚だけで、付け足したいもの、食べさせたいものを並べていく。その作り上げる風景自体が面白い舞台芸術で、お客様も演者。食してその施しが無に帰っていく。そして何もなくなりそのパフォーマンスは終了する。

後には、お腹が満たされたことと、その時その空間でしか味わえない空間体験の余韻だけが残る。そんな食事をサラダロードと呼んでいる。



サラダロードをはじめて作ったのは2014年のことだったと思います。
真っ白いテーブルに描いていくのはとても楽しく、単なるケータリングとか出張料理とかそういう概念を超えて、当時は芸術作品だとそこを目指して尖った存在でありたいと強く思っていました。

ARTなFOODであそぶ、を実践しています

福岡の方たちはとても理解があり、この謎のフードパフォーマンスを受け入れてくれました


このパフォーマンスを始めるのに最適とも言えるこの福岡の土地と人柄があって始められたと言っても過言ではないサラダロード。福岡は、海も山も近く、生産者も身近に沢山いるコンパクトシティです。都会の部分もありながら、車ですぐのところに新鮮な食材が気軽に手に入る土地柄です。そこへ、南国気質なのか、新しいものを受け入れてくれる懐の大きさ深さというか、周りの友人たちは、割とすぐにこのフードパフォーマンスを面白がってくれました。テーブルをお皿に見立てて、作っていく過程そのものを楽しむ解くことを気軽に楽しんでくれたのです。
芸術家にとって、何か表に出したいと考え他ときに、それを楽しんでリアクションをいただけるというのは結構な励みになるもので、一つの作品を行うと、またそれをみた方が、次は私のところへと、呼んでくださり、喜んで当時は無我夢中で作っていたと思います。

こちらは九州大学の学会の際の交流会のお食事

再びフードパフォーマンスをやってみようかなとふと思う今日この頃


私はというと、現在は会社の運営に携わることが多くなり、一人で作って現場に行ってということが今ではめっきりなくなっています。久しぶりに、自分自身での表現もしてみたいなと、急にそんな作家願望が出てきて、周りからも、そろそろたべたいよ!とか見たいよ!との声もいただくようになってきたので、重い腰を上げようかと思っています。

そう考えるとドキドキが止まらなくなり、まずはやるよと宣言をしてリハビリ的なのをやっていけたらと思っています。

ハラペコラボのお店もあることですし、夜会のようなことを企てたいなぁと今年やっていけたらと思いますので、少しそんな表現もお楽しみいただけたら幸いです。


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