言葉に傷つき 言葉に励まされ 毎日を生きる 僕は君の言葉が好きで 君は僕の言葉が好きで 毎日を生きる 毎日は選択である 言葉の選択である 言葉は自由自在 世界も自由自在
僕は暗い夜道を家に向かって懸命に歩いていた。 街灯がない。 角を曲がると、さっき通った道に出る。 僕は懸命に歩く。 どれくらい歩いているだろうか。 疲労と空腹は、ある時から感じなくなった。 ただ足の裏がコンクリートの道を捉える感覚はずっと感じ続けている。 僕の家 僕の家に帰るだけなのになぜ今僕はこうしてずっと歩いているんだろう。 慣れ親しんだ土地、慣れ親しんだ道が突然そっぽをむいている いっそ道行く人に助けを求めるべきか 初めての一歩を踏み出すことはこんなにも難しいのか
先日いまさらですが、『コンビニ人間』を読みました。 皆さんは主人公のことをどう感じたでしょうか。 彼女は死んだ鳥を見て、食べようとしたり、喧嘩をとめるために喧嘩している2人を殴ったり、社会とずれているとされる人です。 私は主人公には「人間」が「人間」であるための機能がないと感じました。 これは、「死んだ鳥を見たら悲しくなる」「喧嘩をとめるためであっても人は傷つけない」に当てはまらないこと=人でない、わけではありません。 私が感じたことは、現代社会での倫理的規範や当たり前
あまりにも多くを持ってしまった 持ちすぎてしまった 1つでも降ろそうとすると あっちでも こっちでも 「もったいない」 「せっかくのものが」 私は恵まれている そこに何の不満があろうか 忘れ物がないか確認する 今日も玄関を開ける
この春休みに読んだ本について書いていこうと思います。 私にとってこの本が初めての伊坂幸太郎作品でした。 名前だけは知っていて、なかなか読めていなかったので、古本屋さんで発見して読んでみました。 ネタバレは避けたいので、あらすじはGoogleで調べてみてくださいね。 私がこの本を読んで強く感じたのは、当たり前という言葉の意味です。ファンタジー的な設定でありながら、主人公は辛い現実に直面しています。 しかしここで主人公のことを「辛い」と表現するのも正しくないかもしれません
こんにちは。 春休みに読書欲が高まって、たくさん本を読んだので、しばらく本のことについて書くことが多くなりそうです。 みなさんは、聞く読書をしたことはありますか? 今はアプリで、朗読を聞くタイプの読書方法がありますよね。 私はそういったアプリを使ったことはないのですが、中学・高校の授業で、朗読を聞いたことがあります。 ながら作業をしながら本を読める、本が荷物にならない、といったいろんなメリットがありますよね。 ですが私は、圧倒的に紙で読む派です。 単純に紙の本が好き
こんにちは。 みなさんお酒は好きですか? 私は、数ヶ月前に20歳になったばかりですが、両親がお酒が好きなこともあり、割と好きです。 そんな私が思うのは、 「お酒を通して仲良くなるのはどうなのか、」 ということです。 普段人見知りで、大人数が得意ではないのですが、お酒を飲むとその人見知りがふっ飛んで、みんなに話しかけています… お酒が入っているからこそ出来る会話もあるし、一気に距離が縮まることもあります。 だけど、相手の気持ちを考える余裕が頭の中にない時もあり、イ
こんにちは。 みなさんは村上春樹の小説を読んだことはありますか? 私は、短編集を1冊、『風の歌を聴け』の2冊だけ読んだことがあります。最近は、新作の長編小説がでるということで、本屋さんで彼の名前を目にする機会が多いですね。 日本を代表する作家だと思いますが、私はどうも苦手です。たった2冊読んだくらいで、と思うかもしれませんが、私にとって彼の本は怖いくらいの深みをもっていて、飲み込まれそうな感覚になります。 私は、フィクションかどうかに関わらず、人が書く文章にはその人の価
大学の講義が対面ではじまって、水曜日でもう疲れてしまった大学3年生です。 久しぶりに大学の授業を受けて、教授の話を聞いていると、知識が頭の中にいっぱい入りすぎてると、こんな話し方になるのか〜と感じます😌 何か一つのことについて話していても、そこから派生してどんどん枝分かれしたり。ペルシャ語の授業で、ひたすら中東文化の話をしていたり。 たまに教授自身が「あれ、何でこの話してるんでしたっけ」ってなってたり。笑 これまでひたすら話が長いな〜としか思ってなかった人も、「ああ、
何も言わなくても 僕たちわかってるよね 大好きだからここにいて 大切だからここにいる 出会って一年 初めは何でもなかった僕らは お互いのひとことに お互いの選択ひとつひとつに 惹き寄せられていった だから僕らはもう無敵 いつまでもこのまま このまま一緒にいようよ そんなことわかってる 好きだからここにいる 君の表情 君の言葉 君が何を考えてるかなんて 簡単に想像できる だけど だけどさ 答え合わせをさせて ⚪︎か×か教えて 簡単な問題でも 凡ミスすることもあるでしょ
やることが山積み あれをやったら 次はこれをやって その後にこれをやろう 頭がいっぱいいっぱいになって 見える世界が限られてくる 全てを手放したくなるけれど 頭の片隅にずっと残っている こんな時は食べよう 食欲のパワーで打ち勝とうとする だけど結局頭はいっぱいいっぱいのまま わかってる ちゃんと向き合わないと 頭から消えてくれないことを 深く深呼吸して 落ち着いて 覚悟を決める 頭に余白ができたとき おいしいものをいっぱい食べよう
家に着いたら言うことば 家をでるときに言うことば 朝起きたら言うことば 夜寝る前に言うことば いつものことば達が いつのまにか私のそばから離れていた ただいま いってきます おはよう おやすみ ひとりで自分に言ってみる 寂しいような ちょっと満たされたような 不思議な気持ち あんまり遠くに行かないでね
わたしはスライム 誰かに出会うたびに分裂していく はじめは大きなスライムだったわたしも 年々小さくなってきた 気がつけばもう手のひらにのれそう 振り返ると わたしの分身がたくさんいた どれも小さかった あれ、 なんで分裂してるんだろう 分裂しなくても良かったのかも 今からでも 大きくなれるのかな
部屋の中でひとつの風船がふくらんでいる 突然勢いよく空気がはいったかと思えば 静かにゆっくりと空気がはいったりしている ただ止まることはなく 風船は膨らみ続ける そして天井にまで届きそうなとき きらりとした針がそこにあることに気がつく しかし止めることはできない 見守ることしかできない 気がつくともうそこに風船はない そして新しい風船に空気が送られている
からっぽの体を満たしてほしくて ずっと待っていた からっぽの頭を満たしてほしくて ずっと待っていた あなたは私の目を見て 私の手をとって だけど あなたの言葉は私を通り抜けてしまう あなたの目を見ても あなたと手を繋いでも 空っぽのままだった きっとあなたは透明人間で そして私も透明人間だった
角をまがるとき 扉をあけるとき 灯りをつけるとき きらきらした何かが きらきらした目をしたあなたが こっちを見ているような気がする 別の角をまがれば 別の扉をあければ 別の灯りをつければ 石ころがぽつんと転がっているような 無機質な目をしたあなたが こっちを見ているような気がする わくわくと どきどきを抱えて 今日も