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人類進化学のススメ

こんにちは、ハラキリです。

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ノート再開した理由が、なんと文章で伝える力を鍛えるため…ということで、人類とは一体なんなのだろうか?(哲学)

皆さん、人間って知ってます?

知ってるに決まっとるわ!っていう貴方、まぁまぁそうです。私たちは人間なのですが、いったいどんな動物でどういう特技やどういう強さを持っているのかっていうのは、今なお研究されてますよね。

ん?だからどうしたって感じなのですが、つまりこれ、なんか奇妙だと思いませんか?人間は人間の扱い方をよくわかってないようなんですよね…他の動物は、考える事も迷う事もなく自分の能力を把握してるように振舞ってますが…人は知能が高いゆえに迷いが生じている感覚すらあります。

つまり知能をつけてしまったことで自分を客観視するあまり、本来備わっている力を発揮できてない気すらするんですよね。いやあ、まさか頭が良いだけに取り扱い説明書が必要になるとは思いもしませんよね…

そんな人間のために取り扱い説明書を用意するのが学問でもあります。そのうちの人類進化学とは、我々は元々どんな生物でどのように能力を獲得してきたかというのを、進化の系譜から探っていくというものなのです。

ではまず…

自然界において、人間のここがすごい!っていうところを3つ挙げれますか?大体の人は頭脳…っていう感じで1個が限界でしょうね。さて答えはというと…頭脳 投擲力 長距離走の3つでした。

こと人間というのは、頭脳だけがトップクラスと言われがちですが、投擲能力と長距離走も素晴らしいです。まずは投擲能力ですが、手でモノを扱える種自体が自然界において少ないです。道具を作りだす…というのは頭脳分野なので置いといて、手が使えてモノを投げれる類人猿の中でも抜群にコントロールに優れています。他の猿は投擲のパワーは凄いですが、その身体の作りからコントロールが難しく、武器として投擲を行うことはまれです。

対して人間はというと他の猿に比べて非力です。しかしその身体のしなやかさを利用しつつ優れた目と空間把握能力により、投擲は非常に有効な武器として成立します。例え大型哺乳類といえど、そこそこ大きい石を時速100km近い速度で的確に当ててくるとなると、たまったもんじゃありませんね。

続いて長距離走なのですが、これまた二足歩行の賜物による素晴らしい能力です。人間のトップスピードは動物界でも遅いのですが、本領発揮はむしろ長距離走です。人間は実は100キロメートル以上もの長距離を走り続ける力があると言われています。そしてその身体構造を見ていくと、首、背中、お尻、腰、足、肺、肌といった部分が全て長距離走のためにコンバートされています。

まず何と言っても一番が肌による排熱能力の高さです。人間は動物界でも数少ない汗をかく生き物です。これは体内に溜まった熱処理の能力ですが、この能力を最大限に生かすために、体毛を削ぎ落しています。この排熱能力の高さが人間の長距離走を可能にしています。基本的に自然界の動物の殆どがごく短時間の間に強力な出力を生み出す方向で進化しています。チーターなどの猫科もそうですが、瞬間的に素早い運動能力やスピード、パワーなどを繰り出せます。しかし、その時間は限られています。すぐに身体の中に熱がこもってしまいオーバーヒートを起こします。犬などが舌を出してハッハッて言ってるシーンは良く見ますが、あれは呼吸と舌で体内の熱を逃がしているわけです。ところが人間は身体全体と呼吸により排熱できる能力があるので、他の動物だと排熱が追い付かない移動スピード(時速10km前後)でも、人間は何時間もずっと動き続ける事が可能なのです。人間のように長距離動けるのは馬か犬くらいです。その両者も100キロメートルにもなる長距離だと、身体の負担が大きすぎて不可能に近いです。サン族というアフリカの狩猟民族がいますが、持久狩猟という野ジカを走って追いかけまわす事でオーバーヒートさせて狩猟するという古代の方法を実践してたります。

さて、とりあえず今回はここまでにしておきます。これだけ見てもいかに人間が人間を知らないか?を把握できたと思います。こうやって学問として学習しないと忘れてしまうという、なんともヘンテコな生き物だなぁと自分ながらに思ってたりします。また機会あれば続き書いてみます!

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