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自分的泣ける映画2選※ネタバレ注意!

こんばんは、はらメディカルクリニックの宮崎です。自分的に泣ける映画、というと4作品くらい思い当たるのですが、今日はそのうち2作品をご紹介します。

1. 伝記映画部門:ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ
ジャクリーヌ・デュプレという英国出身の女性チェロ奏者をご存知ですか?
彼女の伝記映画ともいうべきこの作品。ヒラリーという彼女の姉とジャクリーヌとの姉妹の絆を軸としてストーリーが展開されます。
ヒラリーはフルート、ジャクリーヌはチェロの才能に恵まれますが、成長するに連れてヒラリーはフルートを諦め、結婚し家庭を築くといういわゆる「平凡だけれど幸せな女性」としての人生を選びます。一方、ジャクリーヌはチェロ奏者としての道を究め、世界的に活躍するようになります。
やがてジャクリーヌは多発性硬化症という難病を患い、夫であるバレンボイム(今も現役の世界的指揮者)ともすれ違いが生じ、イギリスの片田舎に住む姉ヒラリーを訪ね、そこからジャクリーヌとヒラリー、ヒラリーの夫の奇妙な共同生活が始まります。しかし「ある出来事」が起こり、結果的にジャクリーヌはヒラリーのもとを去ります。
その後彼女の難病は進行し、チェロの演奏も不可能となり、夫にも見放されます。ヒラリーが弱り切った彼女を見舞い、帰途についた直後に、ジャクリーヌは独り寂しくこの世を去ります。才能に恵まれながらも生涯孤独であったであろうジャクリーヌの人生に息が詰まるような思いがするとともに、お互いの境遇に嫉妬し合いながらも想い合う姉妹の絆が描かれます。実際のジャクリーヌ・デュプレが演奏するエルガーのチェロ協奏曲に彩られながら進行する悲劇のストーリーには涙せざるをえません!

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2. SF部門:インターステラ—
近未来、人類は地球環境の変化により絶滅の危機に瀕しています。元宇宙飛行士のクーパーは、ひょんなことから地下組織と化したNASAと接触します。人類存続のため、NASAは土星近傍に出現したワームホールを通り抜けて、別の銀河に人類の新天地を求めるという奇想天外なプロジェクトにクーパーを参加させ、そこから時空を超える冒険が始まります。
この映画は相対性理論を可能な限り正確にするために理論物理学者が監修を務めており、リアリティを追求した作品となっています。たとえば、超大質量ブラックホールに近い惑星ではブラックホールの超重力によって時間の流れが相対的に早くなるため、惑星に降り立ったクルーが数時間四苦八苦している内に、宇宙船に残ったクルーは20年以上も年老いてしまいます。
また、映画で描かれるブラックホールの姿は、2019年4月10日に史上初めて撮影された銀河M87中心の巨大ブラックホールの画像によく似ています。事実、映画で用いた視覚効果により、ブラックホールを取り巻く重力レンズと降着円盤に対する新しい洞察が得られ、コンピュータグラフィックスと天文物理学に関する学術論文が1つずつ作成されたとのことで、科学的知見にも寄与している映画ですね。
映画の終盤、主人公のクーパーは老婆となった自らの娘と再会し、その死を見届けてすぐ、別の惑星に向かった同僚を見つけにすぐさま旅立ちます。シカゴに留学に向かう飛行機の中で観たからか、その勇敢さに泣けました。

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非常事態宣言が解除され、少しずつ元の世界に戻りつつある今日この頃ですが、上の2作品は傑作ですから、皆さんも是非ご覧になってくださいね!

それでは今日はこの辺で!

#不妊治療 #体外受精 #はらメディカルクリニック #泣ける映画 #インターステラー #ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ

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