「競争の番人」という番組を見て思うこと
今期、「月9」で放送されている「競争の番人」という公正取引委員会の審査官を主人公としたドラマが面白くなってきました。
ここで内容を語るつもりはないのですが、
現代社会で起きている様々な問題、価格カルテルや納品業者いじめなどの独禁法違反を取り締まるという題材が新しいというか、マニアックというか、
しかも警察ほどの権限がないから、せっかく取り調べをしても捕まえることはできない。
なんだかモヤっとする感じですが。
でも杏ちゃんが演じる白熊さんが弱い立場の人に寄り添える感情的な主人公なのでとても楽しみに観ています。
この納入業者いじめですが、普通にあると思うんですよね。
私が働いている医療業界においても、病院と薬局という関係にはそのような関係があるように思っています。
ただでさえ処方箋を発行する側と処方箋を受け付けて経営する側では主従関係が出来あがります。
規模の大きい病院の近くに薬局が乱立するという異様な光景を見ても、何か大きいお金が動いているのではないかと想像してしまいます。
そればかりか病院の中に薬局がテナントとして入居するという始末。
経済における自由競争と言えば聞こえはいいですが、傍から見ているとおかしいですもんね。
その関係の中で業者いじめがあるわけではないと思いますが、あることないこと噂が聞こえてきます。
病院の中にテナントとして入居する場合なんて、
一般公募はするようですが、契約金やテナント料などは発生しますし安価な料金ではないと想像できます。
そして営業が始まってからテナント料金を値上げされたりしても、文句も言えずに業務をこなす日々になってしまいそうに思います。
経済のなかの自由競争とはいえ、優越的地位は必然的に出来上がってしまいますね。
とはいえ、ドラマの中では政治家も絡んでのゴタゴタになっているようで、
これからが楽しみですね。
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