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突発性難聴と耳鳴り、そして耳硬化症の疑いについての雑記

2021年の5月から6月にかけて耳鳴りが発症した。楽曲制作をやっていたので少し根をつめてやりすぎたのかなと思っていたが、耳鳴りがなりやまない上に就寝時少し痛みを感じたので、耳鼻科に行った。

聴力検査をした時に担当の先生がかなり苦い顔をしたのが印象的だった。結果は突発性難聴とのこと。

ステロイドを処方されて1ヶ月ほど試してみたが効果はなかった。

どうやら聴力が固定されて戻りにくい状態になってしまったようだ。

夏になって少し暖かくなった時期に耳鳴りは少し緩和されたかと思えた。しかし9月にに2度のワクチンを摂取したためか、大きな仕事のストレスがかかって軽い鬱状態になってしまったためか、秋から冬にかけてまた耳鳴りがひどくなり毎日続くようになった。

12月頃に入ると次第に、耳鳴りだけでなく激しい肩の痛みや頭痛や吐き気を伴うようになった。

ジムのプールで泳いで体をあっためたり動かしたりと気をつけていたのだが、家に帰り夕方から夜にかけて耳鳴りは激しくなり、2階の寝室に行くと吐き気に襲われた。

夏以降に症状が酷くなったので5Gの影響で電磁波過敏症になってしまったのかと思った。調べてみると、携帯の基地局が近くに立ってどんどん稼働し始めていた時期だった。

スマートメーターの影響なのか30分ごとの決まった時間に激しい耳鳴りに襲われ始めた。

次第に夜も眠れなくなり繁忙期にもかかわらず、年末にかけて仕事を休むようになった。一睡もできない日もあった。

家の環境が悪いのではないかと思い、別の家で寝てみたが激しい耳鳴りは治らず結果は同じだった。

寝る時には脳が締め付けられるような頭痛があり、仕事中にも激しい頭痛があったので緊急でMRIの検査をしたこともあったが、異常はなかった。

職場の人の勧めで難聴に強いクリニックに行って再検査をしたら、耳硬化症ではないかと言われた。

突発性難聴ではなく、耳のあぶみ骨の動きが悪くなって、聴力が落ちているのではないかということだった。

しかし、CT撮ったり外から見てもそれを確かめる術はなく、実際に耳を開けて骨を触ってみないと分からないとのことだった。

その際、診断と治療を兼ねた手術をして人工のあぶみ骨に付け替えれば聴力は回復すると言われた。

人工のあぶみ骨を入れる手術。耳の近くにある神経を触るので味覚に影響がある、そして100%耳鳴りがなくなるとは限らないということだったので、主治医から手術を勧められたが、一度保留にした。

自分はただ耳鳴りがなくなって欲しいだけなのだ。それを解決するには聴力をあげなくてはいけないのだが、リスクが高すぎる。

何より長年付き合ってきた自分の耳に愛着があり、さよならをいう覚悟はできていなかった。

2021年の年末は実家に戻り少しゆっくりしてみたが、やはり実家でも耳鳴りは治らず、失意を抱えながら2022年を迎えた。


年が明けたが積極的に仕事をする気にはなれなかったので、有給を使ってなるべく休むようにした。自分にストレスになるような要素をできるだけ取り除きたかったからだ。

結局軽い鬱状態でもあったので2月から休職の手続きを取った。

同時に藁にもすがる思いで、鍼治療に通うことにしてみた。手術であぶみ骨を動かすのではなく、血流で動かすことは出来ないかと考えたのだ。

鍼灸に通い始めて、次第に頭痛と肩の痛みは軽くなったいった。耳鳴りも音も以前はギャーンという激しい音だったのが、キーンになったり、チーンになったりと少し音の質が変わったいった。

3月に入り少し暖かくなったのもあり、気持ちも少しだけ和らいでいった。針の効果も出やすくなっているようだ。

今こうして文章を書いている間も、キーンという耳鳴りがなっている。このままこれが一生続いてしまうのかと思うと本当にしんどい気持ちになる。


しかし、生きていかなければならない。簡単に死ねないのだ。手術を選択して楽になるのならそれも良いが、迷いは続いている。


音楽を作っているときや、何かに集中しているときは、耳鳴りを忘れている時もある。今はただそんな時間を増やすことに意識を向ける生活を心がけている。

久しぶりにnoteが書けた。もうすぐ春が来る。



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