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面談でメンバーと話したいこと

昨日と今日でデザインスタジオ・エル47期の面談を実施。7人と計6時間話しました。あっという間でした。

面談の内容

  • 前期の振り返り・達成度チェック

  • 今期の目標

  • コンピテンシー共有

  • キャリアシート共有(現在地の確認・未来の計画)

  • 要望・困りごと・相談ごと

  • 工数振り返り(作業時間と売上の相関関係チェック)

  • 雑談

こんな内容です。

前期の振り返り」と「今期の目標」はセット。前者だけだと新しい目標を立てづらいし、後者だけだと来年の今ごろ風化してしまうかもしれない。はじまりと終わりを設定することは大事だと思います。

コンピテンシー」は、成果を発揮する行動特性や能力についての評価基準。新人ならルール遵守や学習意欲など、中堅クラスだと顧客理解や計画立案など、リーダークラスだと人材育成や戦略策定など…といった感じ。メンバーごとに「このあたりの能力を伸ばしたらどうか」を話し合います。

キャリアシート」は今後のキャリア形成に役立てるための、クリエイターとして、社員としての指向性をいくつかのレイヤーごとに確認し、こんなクリエイターになりたい、会社のなかでこんなふうに貢献したい、将来ありたい姿はこうだ、みたいなことを聞きながら話し合います。

コンピテンシーキャリアシートも、全員一律で「ここを目指そう」ということではありません。自分の特性はどこか?どんなキャリアを目指したいか?を話し、お互い理解しあい、何をすべきか(すべきでないか)を決めるのが大事だと思っています。

工数振り返り」は、時間管理アプリで打刻した各案件にかけた作業時間をピックアップし、単価をかけて金額を出します。自分の作業時間と見積額がどの程度フィットしているのか、またはギャップがあるのかを客観的に理解し、今後の目安にしてもらうために行っています。各自が「人、時間、お金」などのリソースについての理解を深め、クライアントと対等にやりとりできる力をつけるきっかけにしたいです。
時間管理アプリを導入したのはいろいろな理由がありますが、業務効率化や連携強化を図るだけでなく、その結果、働きやすい環境を推進することです。

要望・困りごと・相談ごと」は、メンバーの本音が垣間見れて、ちょっとドキドキしますが、これもひとりひとりが会社をよりよくしてくれるために発言してくれる大切な項目。話し合ったあと、ほっとした雰囲気になるのがよいです。

雑談が楽しい

振り返り・目標といった定型的な項目についてはひとつひとつじっくり話し合うのですが、それ以外の雑談や、「最近どう?」「今したいことなに?」みたいな会話ができるのが一番大事だったりします。そのなかに、納得感、モチベーション、安心感が生まれたりするのかなと思います。
僕が想像している以上に、みんなチャレンジングで、「こういうことやってみたい」というアイデアにあふれていて、早速いくつか実行に移せそうです。
会社を利用し、なんらかのプロジェクトを実行し、経験と成長、そして成果につながる行動をしてもらえればいいと思います。内容は、会社の目指す方向とぶれてなければオールOKです。

中核メンバーからは「若手を見習いたい」、若手からは「先輩を目指したい」だなんて、心の中で泣きました。いま、40代、30代、20代が3人ずつと、いいバランス感。世代をまたいだチーム編成ができるので、刺激しあえる関係づくりができたらよいと思います。

終わりに

むかし、事業部を率いていたときは、「自分が引っ張らなきゃ」という意識が強かったです。社長になって、さらに加速するかと思ったのですが、むしろみんなの頑張りがあって、僕が助けられることが多く、任せたい、任せようと思える気持ちが強くなりました。そうでなければいけないのだと思います。

社長になるときにたくさん読んだ本のなかで印象的だった『1分間エンパワーメント』をあらためておさらい。

・情報を与え、責任と主体性を持って行動してもらう
・仕事や役割の境界と、自分で管理する領域を明確にする
・階層組織から、自発的に意思決定し行動できるチームに変える

自分自身、初心に帰ることができた面談でした。あしたからまた、みんなといっしょにがんばろう。

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