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こんなにある!ドラえもんの目の表現
ドラえもんの目の表現についてツイートしたら、たくさんの反応いただきました。
目のデザイン考えていて、ふと思い立って目の前にある原画集1冊からドラえもんの目を抜き出した。
こんなにシンプルなキャラなのに目の表現だけでこれほどのバリエーションがあるとは…。藤子先生すごい。
目のデザイン考えていて、ふと思い立って目の前にある原画集1冊からドラえもんの目を抜き出した。
— ハラヒロシ / デザインスタジオ・エル (@harahiroshi) August 19, 2021
こんなにシンプルなキャラなのに目の表現だけでこれほどのバリエーションがあるとは…。藤子先生すごい。 pic.twitter.com/pEr0rFHMhr
自分含め、多くの方の新たな気づきだったのかなと思います。せっかくなので関連ツイートをnoteに記録しつつ、子供のころから憧れの存在だった藤子不二雄先生のすごさを噛みしめたいと思います。
表情の豊かさ
描き出してみて最初の感想は「なんて表情が豊かなんだ!」です。この小さなスペースに、これだけのバリエーションをつくりだすクリエイティビティに驚かされます。ツイートのリプ欄でも「これは〇〇の回だ!」と、目を見ただけでシーンが思い浮かんでくる方もいらっしゃって、目だけでわかるってすごいことだなぁと思います。
目の構成
開いてる目の中に閉じた目を描いている。これはひとつの発見でした。たしかにドラえもんはデザイン的に目の輪郭ないと成り立たなそうですね。これはドラえもんに限らず、他の作品でも基本的にこの構造が多いようです。目が大きいキャラばかりなので輪郭ないとバランスとれないかもです。いずれにしても、不自然じゃないのがすごいです。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59430299/picture_pc_ac08d95580eda181943ceca0cd554c07.jpg?width=800)
ちなみに、今回の収集に使ったのは、『THE GENGA ART OF DORAEMON ドラえもん拡大原画美術館』です。ドラえもんだけ抜き出しましたが、ほかの登場人物の目も実に多彩。特に、この帯にいるのび太くんの目と表情、最高ですね。。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59430347/picture_pc_17685662e2d17d14208cdef47a5fa369.jpg?width=800)
ドラえもんの全てのコミックスから収集するともっとたくさん出てきそうですが…どなたかぜひ自由研究のテーマとしてチャレンジしてほしいです笑
シルエットだけでわかるすごさ
シルエットだけで誰だかわかるのがいいキャラデザインだと聞いた覚えがありますけどドラえもんはまさにそれですよね(黒アリさんより)
こんなのあったっけ?て思うような凄い表現の目もありますね
— 黒アリ (@32OfFKh9) August 21, 2021
シルエットだけで誰だかわかるのがいいキャラデザインだ と聞いた覚えがありますけど
ドラえもんはまさにそれですよね
シンプルですぐわかる https://t.co/uOeTO3jRtw
たしかにそうですね。すぐさま我が家にあるこれらを思い出しました。これだけで誰かわかってしまうのが、ドラえもんのすごさ。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59430489/picture_pc_b8b820ee6e44b6f306d4b2d61e2dd08d.jpg?width=800)
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59447896/picture_pc_c67b5cd6a2d1388ed4ac72688601e770.jpg?width=800)
リプでこんな情報をいただきました。これは是非見てみたい!
藤子不二雄ミュージアムにドラえもんの目の演技のバリエーションを、笑う、怒る、呆れるなどの感情の種類と激しさでマッピングし整理した展示があります。
— puppy262 (@puppy262) August 20, 2021
藤子先生がペン入れされるのですが、同じメールにならないよう心を砕いたと解説があったかと
ハットリくんの目
ドラえもんから離れますが、藤子不二雄A先生作品ではハットリくんの目(どんぐりまなこ)が唯一無二。A先生はブラックな作品多いけど、その怖さは目に出てる。かわいいイメージのハットリくんですら、光のない黒目が白目のど真ん中にあるのがけっこう不気味(そこがいい)。これをドラえもんやパーマンに当てはめたらこわいです。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59430394/picture_pc_3132d61cd413607a6de7bd8d0abcbe38.jpg?width=800)
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59448064/picture_pc_45cd406cb326bd80825120d72964246e.jpg?width=800)
擬態語・擬音語
過去に藤子先生について書いたツイートより。
藤子不二雄A展にて(展示撮影OK)。作品見ると「擬態語・擬音語」が多いことに気づかされます。やはりここでも、デザインのバラエティとバリエーションの豊富さに感銘。「ドーン!」もよく見るとみんな違います。1コマ1コマにかける情熱を感じます。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59430655/picture_pc_814d5f0f956c55b1ef146ff541cb65ef.jpg?width=800)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59430674/picture_pc_5c347085eaeef62dee41e05e2df1dd05.jpg?width=800)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59430683/picture_pc_0cbe7fbcc35a4632bcb2e1cf796f20e5.jpg?width=800)
おわりに
藤子作品は子供のころから大好きで、大人になった今でも藤子作品に影響を受け、囲まれながら仕事をしています。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59448586/picture_pc_e9a22ac177b471489604b1ca8931f9ad.jpg?width=800)
会社のデスク。ちなみに、「パーマンバッジ」は世の中で一番好きなデザインです。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59430928/picture_pc_8c4af5beb3bf5bc519815ca692c534cf.jpg?width=800)
社長就任祝いでいただいたブロンズドラえもん。友人らは僕が藤子不二雄好きを知っているので、藤子グッズいただくことが多いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1639537149536-Cr71v00MD7.jpg?width=800)
メンバーからお土産でもらった九谷焼の小皿。愛用しています。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59448726/picture_pc_4a0cd9adb0378fd84ca613c9c62323fc.jpg?width=800)
自宅デスク
ドラえもんの中で(というかマンガの中で)一番泣けるふたコマが表紙になってる藤子・F・不二雄特集、泣きながら買いました。本ごと額装したい。@CasaBRUTUS pic.twitter.com/kHE717I63V
— ハラヒロシ / デザインスタジオ・エル (@harahiroshi) September 9, 2021
この特集も最高でした。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59430826/picture_pc_9023a1a9e7338943c56f0440d8f61c8e.jpg?width=800)
僕の子供のころの夢は「ハットリくんになりたい(=漫画家になりたい)」でした。
漫画家の夢はかないませんでしたが、こうしてみると、デザイナーとして勉強になることがたくさんあるなと思いました。
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