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息子へ

東京にいる息子に会いに行った。
元気にしているかと思いながらも、彼の心の中を覗くように話をした。
大学を卒業し就職にて東京へ出たが、思うようにいかず一度退職。次なる仕事もご縁あってすぐに見つかるが、やはり新しい環境、わからないことばかりの職場で戸惑うとこばかりのようだ。
私達家族は人との関わりがさほど上手くはない。生真面目で人慣れてないから、社会で苦労することもある。
自身の精神世界の沼にはいるか入らないかの境。
その境界線をどう渡るかで病むか病まないか、社会の渡り方が変わるのではないかと息子と話すことで改めて感じる。
難しく考えればこうなるが、軽く考えればそうはならない。気のもちようであるとも言える。
頭で考えてしまえばしまう程心は重くなる。
適当にお気楽に、現実をとらえ越えていく。そういった人とと出会うことでも自身の心持ちは軽くなるのかもしれないと思ったりもする。
願わくば、するすると軽やかに社会を世の中を渡っていける人となれる事を母として願っている。
心持ち一つで、世界は変わる。明るく健康でこれからも、この先もずっと過ごして欲しい。
母の切なる願いである。

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