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地方でエンジニアをやるということ

こんにちは、Agile Studioエンジニアの岡本です。

これはあじゃてくアドベントカレンダー22日目の記事にかこつけた個人のポエムです。

Agile Japan 2021 北陸サテライトやります

去年はコロナ騒ぎで(多分)開催できなかったのですが、今年はやります!
それも企業開催ではなくコミュニティ開催でやります。

前回の北陸サテライト

前回(2019年)は企業開催にかこつけて『新しいオフィスをみんなに自慢しよーぜ』という目論見の元、弊社で開催したのでした。

いま見返してビックリしてるのですが、リアルで人を集めて密になって騒いでいたのですね。なんか隔世の感があります。

この時には明確な【サテライト開催】という意識があって、地元の福井や北陸の仲間で盛り上がろう!という目標で一丸になってやりました。

内容について特に『北陸を~』というのは無かった気がしますが、それでも良い意味でローカル色が出ていた気がします。

オンラインイベントとサテライト開催

さて今年はオンライン開催です。
当たり前ですがロケーションの壁はなくなり、理屈の上では全国から均等に参加できるのですが、こんな場合は何をもって【サテライト開催】って呼ぶんだろう?とかちょっと考えてしまいました。

北陸の人が主催するから?
北陸の人が登壇するから?
北陸の人が参加するから?

うーん、どれも参加者の目線だとあまり関係しなさそうです。

イベントに来てもらえる人たちに、北陸サテライトとしてのどんな価値(楽しみ)を提供できるんだろうか?
そんなことを考えながら、実行委員一同、実は鋭意企画検討中です。
お楽しみに!

地方でエンジニアをやるということ

ここで無理やり話を繋げます。

上のようなことを考えていた時にふと
『地方でエンジニアをやるってどういうことなんだろう?』
というのを思い出しました。

思い返すと自分自身、地元志向で金沢の会社に就職したつもりが、組織の都合であっけなく東京の本社所属になり、でも転勤を断り続けてなんとか金沢に居残った20年でした。なんで地方に固執したんだろう??

ということで以下、個人の観測範囲に基づく見解です。
(ここでの地方=石川県の金沢を指しています)

地方のGood

  • QOL(住環境)
    とにかくこれに尽きます。
    実は東京圏(川崎)にも7年ほど住んでたのですが、最後の最後まで『ここに住みつく』って実感を持てませんでした。もちろん良い所もあったし人にもよると思いますが。

    一方で金沢の住環境はもう最高ですね。海も山もすぐ近くに合って、キャンプもサイクリングもドライブもラジコンも好き放題です。趣味の車2台体制とか東京圏では不可能ですしね。
    あと個人的には朝の通勤ラッシュが無理だったのでクルマ通勤できるのもポイントが高いです。

割と好きな近所の海

地方のイマイチ

  • 仕事
    雇用ボリュームの面でも、業務内容の面でも、まだまだ東京圏と地方では格差があるんじゃないかと思います。(併せてお賃金も・・・)

  • 情報 (解消済み)
    以前は『東京じゃないと最新の情報に触れられない』という感覚がありましたが、情報のほぼ全てをネットで入手するようになった現在では、この格差はもうなくなったかと思います。

  • イベント (解消済み)
    同じくカンファレンス(Agile Japan)などはほとんどが東京開催で、地方にいると参加するのにまずハードルがあったんですが、オンライン開催が普通になった今ではこれもなくなりました。

  • コミュニティ (実は格差なかった?)
    これも長い間『東京はコミュニティが沢山あってイイなー』と思ってたのですが、ふとしたきっかけで地元にもコミュニティがあることを知り、思い切って飛び込んでみたところが最高の場所でした(宣伝)

最近顔出せてないけどまた行きたい

考えてみると、いくらコミュニティが沢山あっても全部に参加できるわけでも無し、自分に合ったものが見つかるかどうかという話なのかなと思います。(もちろん沢山あった方が見つかる確率は高いかもですが)

そもそもリモート前提の今では地元のコミュニティにこだわる必要も薄れているのかもしれません。実際に会える人間関係も捨てがたいですけどね。

あらためて

考えてみるとGoodって一つしか出てこないんですが、それでも他のマイナスを補って余るほど当時の自分にとって大事なポイントだったのでしょう。
そしてそのGoodは20年以上たった今でも全く変わっていません。むしろ自分が年を取った分だけより強く感じる気がします。金沢最高。

一方で当時はイマイチだと感じていた部分は、時間が経つにつれどんどん解消されているんじゃないでしょうか。

そして残るは仕事だけです。これを倒せば地方の圧勝です。

エンジニアができること

正面きって『地方の雇用拡大』とか『待遇改善』とかいうのは、正直エンジニアの手には余りそうですので、そっちは地方の経営者に任せましょう。

私たちエンジニアにできることは、

  • 存在感を出し続ける
    地方にこんなエンジニアがいる、こんなレベルの仕事ができる、とか

みたいなことじゃないかな?と最近そんなこと考えます。

そしてこれって個人で続けていくのは結構しんどい事なんだと思います。(しんどかった)
なのでそんな時にはコミュニティでちょっと一息ついてはどうでしょうか。

ということで、Agile Japan 2021 北陸サテライトを盛り上げましょう!
(むりやり)

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