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与野党国対委員長会談ぶら下がり 2021/02/08

安住国対委員長ぶら下がり(10:00~与野国終了後) 2021年2月8日

安住委員長
 予備費の使用の要請がありました。明日、閣議で決定をするということでございます。新型コロナウイルス感染症対策、地方創生臨時交付金に概ね8800億円。それから飲食店の時短営業等の影響により、売上の減少した中小企業への一時支援金ですね。これが2500億円。PCR検査による感染状況の把握と、この早期探知で80億円ですね。これは内閣所管ですね、内閣府の所管になりますが、それらを合わせて、概ね1兆1000億強ということだということでございます。ですから予備費は、今年度の最後残りが3兆円ぐらいになるんですかね、くらいまで使用をしてきたということになります。明日は予算委員会があります。それから総理入りの国税の審議がございますので、本会議ですね。それが終了後、直ちに予算委員会の理事会を開きまして、この理事会の席で、この予備費の使用について質疑を行うことにいたしました。私からは以上でございます。

記者
 野党は従前から医療体制の強化等を求めてきていたが、今回の予備費使用についての評価は。

安住委員長
 これ時短営業に応じたお店に対しての協力金ですね、の支払いがどんどんどんどん足りなくなってきて、それでこれを地方に積み足していくということだと思うんですね。協力金等ですね、やはり緊急事態宣言下で、これが長引けば長引くほど、こうした財政負担も増えていくことはもう当然だと思います。そうした意味ではですね、やっぱり先手先手を打って12月から様々な規制をかけていれば、7000人を超えるピーク時ですね、感染を出さなくても済んだんではないかと思うんです。ここに来て少し感染者の数は減ってきましたが、病床のひっ迫度合いがやっぱりかなり危機的な状況であることは事実ですね。高齢者の方々や介護施設等での感染が増えていると。ですから今度はやっぱりそういうところでのクラスターをどう防いでいくかということに比重を置いた、やっぱり早い対策、そして先回りをする対策が菅内閣には求められているんではないかと思います。それがないと、どんどんどんどん財政負担が増えていって、結局は国民にそのツケが回ってくると。政府の後手な対策が国民負担を増やしているというふうなことをやっぱり戒めとして、総理にはやはり私は感じてもらいたいと思います。

記者
 特措法について、立憲民主党として造反者も出ず賛成でまとまったことへの受けとめを。

安住委員長
 150人を超える政党になりまして、初めて非常に意見が多様な中でどうまとめるかというのは実はもう大変なことでしたけども、私も含めてですね、やっぱり決めたらそれに従って、自分の考えと違う考え方で物事が党内で議論をされた後決まったら、それは守ろうよと。つまり守れなかったことが、やっぱり我々が国民から信頼を失った最大の原因なので、守る文化を作ろうよということで、今回党内的にはですね、非常に大きな山だったんですが、何とかこれを越えることができて、私はステップアップできたなと思っております。もし政権にチャレンジするとすれば、これはですね、衆参で350人から400人の議員を抱えなければなりません。そうした方々となれば、今の倍以上の議員を、今おっしゃっているように様々な意見が割れている中で一つの方向に決めて、それでそれを法案化していくための採決で造反をしないと。こういう文化を作らなければ、やっぱり国民の皆さんはよく見てらっしゃって、そこに政権担当能力があるかないかというのを多分判断なさっているんだと思うんですね。そういう意味では、一つやっぱりステップアップできたというのは私は大きな収穫だったなとは思います。ただ、もっともっとエネルギーをですね、使わないといけないような、さらに一言で言うとしびれる法案が出てきますから、そういう中でも、自分の考え方と多少党の考えが違う方向でまとまっても、そこはある意味自民党を見習って、きちんとまとめる文化というのを作っていきたいというふうに思っていますね。

以上

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