ミュージシャンとして現場で培ってきた集中力のコントロール法 全部教えます

集中についての誤解
こんにちは、ギタリスト・アレンジャーの原田です。
今回は今までの音楽生活の中で沢山のステージを踏んだ経験の中から、「集中とはなにか」と言うテーマで話をしていきます。
最後まで宜しくお願いします。

1:ご挨拶
改めましてこんにちは、ギタリストの原田です。
今回は「集中力」というテーマで話をしていくんですけども、突然なんですが皆さん。
試しにちょっと、5秒だけでいいんで、この指先に集中してみて貰っても良いですか?
(携帯を取り出す)
それじゃいきますよ。よーいスタート。
(5秒経過)
はい、ありがとうございました。
どうでしょうか、集中できたでしょうか??
まぁ集中出来たとしても出来なかったとしても、今あなたが集中しようとしていた時に頭の中で起きていた事。
ちょっとそれについてこれから詳しく話していきます。

2:「集中」とは?
さて、まず最初に話したい事なんですけど、そもそも集中とはなんなのかって事です。
これね、結構勘違いしてる人が多いんですけど、実は集中力を高めるって時に行うべきは、排除じゃなくて選択をすべきなんですよ。
まぁこれだけだとちょっと分かりにくいと思うので、図を使って説明していきます。

さて、まず今、皆さんが普段暮らしている時の脳内がこんな感じだとしましょう。
仕事とか漫画とかゲームとか、まぁ色んなもんが頭の中で散らばっているんですけども、まぁでも人間特に意識していなければ脳内はこんな感じだと思います。

んで、じゃあ例えばこれ、さぁ仕事に集中しましょうってなった時に皆さんどんなイメージ持ちます??
これね、結構多いパターンがこういう感じで、脳内を占めている仕事のエリアがぐぅーっと大きくなって他の思考を埋めていくような、そんな感じで集中しようとするイメージを持っている人結構多いと思うんですよね。
でもね、これってあまり良いイメージの持ち方じゃないんです。
後で説明するんですけども、これだと十中八九集中しきる前に意識がどっかに行っちゃうパターンに陥りがちです。

じゃあどうすれば良いのかって話なんですけど、
まず一旦元の普段の状態の脳内に戻して、はい、じゃあここから仕事に集中していくって時にどうするかというと、さっきの様に他の思考を追い出そうとするんじゃなくて、他の思考を消していく、言い方を変えると仕事の意識だけを脳内に残す様にイメージするんです。
そうすると、見ての通り結果的には頭の中は仕事だけに集中出来てますよね。
これが正しい集中の仕方なんです。

これ、結果的に辿り着く所は同じなんだから経路なんてなんでもいいでしょ?って思う人いるかも知れないですけど、うん、それはそれでもちろん正解なんですけど、
ただね、これ自分が沢山のミュージシャンを見てきた上での経験則なんですけど、選択するんじゃなくて押し出していくパターンって集中に失敗する事多いんですよ。
理由は単純で、思考を押し出していく過程でどうしても押し出していく思考を意識せざるを得ないからです。
例えば、この脳内から「漫画」の思考を追い出すために、ついね、頭の中で「今は漫画の事を考えてる場合じゃない」みたいな感じで、きっちり漫画の事考えちゃうんですよね。
皆さんも「よし、じゃあ部屋を片付けよう」って時に、気付いたら漫画を読みふけってたみたいな経験って一度はあると思うんですけど、それと同じ事なんですよ。
もちろんそれで上手く追い出せるならそれでも良いんですけど、まぁたいていの場合は意識がそこで引っかかっちゃうんすよ。
それで結局集中する事に失敗しちゃうって言うパターンは良く見かけます。

だからね、何かに集中したい時は、その集中したい事以外の事を物理的に排除しちゃうのが一番簡単で、例えば、皆さんって仕事する時に仕事場に出勤するじゃないですか。
んで、もちろん仕事場には漫画もないし、テレビもないし、当然ゲームなんか出来る訳がないって言う状況で、そんな状況下だと否が応でも仕事をせざるを得ない訳です。
これってさっきの脳内で言うと、仕事に集中している状態ですよね。
他に選択肢がない訳ですから。
なので、実は皆さんを会社に出勤させるって、会社側から見た時には人を仕事に集中させるのには一番手っ取り早い方法なんですよね。

こう言う風に、集中するって言う事のきちんとしたイメージを持てると、いざ集中しなきゃいけないって時にはこれを思い出してそれをやれば良いだけなんで、今までに比べたら大分楽に集中モードに入る事が出来ると思います。
なんでね、今日の話を頭の片隅のどこかに置いといて貰えたら嬉しいなと思います。

3:集中の行き先
はい、ここまで話にお付き合い頂きありがとうございました。

人間の集中力って凄まじくて、本当にきっちり集中しきれた時ってパフォーマンスが100%どころか120%150%に到達する事だってあるんです。
実際そうやって神懸かったパフォーマンスって奴を今まで何度も目撃してきました。
物理的な限界を集中力で飛び超えるって事ですね。
でもこれって裏を返すと、集中に失敗してしまうと80%や50%程度までパフォーマンスをおとしてしまうって事にもなるんです。
それほどに集中力って言うのは人のパフォーマンスに甚大な影響を及ぼしてしまうものなので、この動画を観てくれた人には是非良い感じに集中力を使いこなせる様になってくれたら嬉しいなぁと思いますし、この話がその一助となれたなら嬉しいなって思います。

こういう感じで、ちょっと役立つ様な話をこれからも動画にしてあげていきたいと思っているので、もし良かったらグッドボタンとチャンネル登録を宜しくお願いします。
また、今後こう言う話を取り上げて欲しいとか、ここが良く分からなかったということがあったら下のコメント欄に残しといてくれたら嬉しいです。

ではではここまでお付き合いありがとうございました。
また別の動画でお会いしましょう。

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