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春は刺激に、秋は理解にドキドキする

よく、春は恋の季節などというが、秋が一番ドキドキする季節なのように思う。

なぜかという理由について考えてみたのだけれども、秋のほうが情緒的になるからではないだろうか。

読書の秋という言葉がそのドキドキの感覚に近いのではないかと思うのだけれども、秋は内省的になるというか、若干の肌寒さと、風が運んでくる匂いに他の季節よりも懐かしさが含まれているように感じる。

木々の匂いも、誰かの家から漂ってくる夕飯の匂いも秋口に感じる匂いは他の季節と比べ、普遍的なものを含んでいると思う。

年齢を重ねるにあたり生活環境も変わってくることがあり、それこそ住んでいる土地によって街の匂いは変わるのだけれども、秋という季節はどこにいてもさほど変わらない。変わらない匂いを嗅ぐと懐かしさが湧いたり、数年前からさほど成長していない自分というものに対し内省的になってくる。

春に感じるドキドキが外向への期待だとするならば、秋に感じるドキドキは内向へ迫っていけるのではないだろうかという期待を孕んでいる。刺激を求める期待が春にはあるが、理解を求める期待が秋にはある。

つまり秋は人に対して優しくなろうという試みが湧いてくる季節なのである。


「好奇心は知の欲求であるーフランシス・ベーコンー」


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