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ルカリオHR争奪戦 備忘録

 皆様こんにちは。はらです。さて、先週行われたルカリオHR争奪のシールド戦に参加し、リザードンHR争奪戦に続いて優勝出来ました。

 せっかくの機会なので、仕事の暇な時間を使って備忘録に残しておこうと思います。立派な考察を載せている訳ではありませんが、今回のシールド戦に挑むにあたり、自分なりに心掛けていた事柄などをまとめましたので、お暇な方はお付き合い下さい。

 私が出場した会場は10月10日のオレタン福岡天神店さんです。今回は抽選でどの会場に当選するか分からず不安でしたが、無事に第1希望の会場に当選して安心しました。リザードンの時はカードストライクさんで参加しており、シールド戦と縁がある会場だなと思いました。

 当日は車で天神へ。強引な割り込みにも穏やかな気持ちで道を譲り、しっかり徳を積みます。ウエストでごぼう天うどんを食して会場へ。ウエストってワカメのトッピング無くなったんですか?悲しすぎる。会場のビルのエレベーターでも徳を積むために、出入りはしっかり譲りました。

 オレタンさんで参加したかった理由として、会場への慣れと、運営及びジャッジの方がきっと知っている人だろう、というのがあります。「慣れた環境は大事、見知らぬショップに不慣れそうな運営の方だと、試合に集中出来ない」とか考えるタイプの人間なので。

 参加者で知り合いの方は0人。少し寂しさも感じつつ、「この中で俺が1番強い!」と言い聞かせていました。そうやって思えるぐらいには、シールド戦の練習もしたし、普段からシールド戦に繋がる練習もしています(詳しくは後述)。緊張しすぎはよくないけど、適度なプレッシャーは大事。

パック開封~デッキ構築

 まず、今回使用したスリーブはこちら。

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 私は普段、無地スリーブしか使いませんが、シールド戦では公式キャラスリを使います。今回はサポートのセレナを確実に引きたいため、このスリーブを採用。こういう願掛けも大事です。

パック開封の箱を分け合う方は、ガタイの良いちょっと強面のおじ様。でもお話するととても優しいパパプレイヤーさんでした。そして開封結果がこちら。

カードプール

セレナは?

 お相手にセレナ2枚引かれ、更にふりそでSRとかがやく枠持っていかれてひっくり返っていましたが、ドーブル2枚とレシラムで耐え。サポートの枚数が心許ない以外は強いプールだと感じました。なんとかなれーッ!

 今回のシールド戦、特殊エネの無いプールでのマギアナVと、ジャローダ+マギアナで弱点被りの場合を除けば、基本的にV枠は確定採用で練習していました。本番のピックでも当然両採用。クチート+レシラムの場合、相手のアローラロコンVSTARがかなり重くなるため、まずはその対策を意識しつつデッキ構築を行いました。
※なお、アタッカー枚数やエネルギー枚数は自分なりに基準を決め、採用には根拠を持っていますが、まだ身内のシールド戦が終わっている訳ではないので、ここでは控えさせて頂きます。私と練習した方には、何かしらの形でお伝えすると思います。

【今回のプールからデッキ構築で考えたこと】
・クチート+レシラムのプールなので、炎エネを多めに、他2色程度で構築したい。
・ザマゼンタは必ず採用のため、鋼エネが必要。ザシアンを採用すればアローラロコンに強くなるが、鋼エネの枚数を増やす必要があるため、デッキ構築後の自由枠と相談。とりあえずザシアンは採用候補へ。
・フリーザーとエネルギー付け替え、緊急ゼリーを引いていたため、フリーザーが採用候補。水エネの採用により、ボルケニオンも採用したい。
・サポートは少ないが、ふりそで2枚とヤトウモリ2枚のおかげで展開はしやすい。レシラムプール故に炎エネも潤沢な為、サブアタッカーとしてエンニュートを2枚とも採用したい。
・ふりそでとの相性から、ぺラップ1枚は必ず採用。2枚目は枠と相談。ドーブルはノータイムで2枚採用。

 開封後、とりあえずここまではすぐに考えたので、この内容を元にカードをピックし、基本エネルギー以外の枚数を数えました。結果、24枚に。基本エネルギーの枠が16枚で、あと1~2枚は欲しいプールですね。ここからデッキの枠を増やす目的として、メタ対象のアローラロコンに対応する札をどこまで採用するか検討。ボルケニオン+エンニュートやフリーザー+クチートでアローラロコンを倒すプランを見出した為、ザシアンは解雇。他はどうしても採用したいカードであったため、残りの17枚の枠を基本エネルギーにして、とりあえず仮組み完成!開封結果のチェックシートに記載完了からここまで、大体5分くらいです。そして完成したデッキがこちら!

争奪戦デッキ

 その後は、1人回しで違和感が無いか確認。サポート引けないけどヤトウモリのおかげで展開に支障は無かったため、特にカードの差し替え等はせず本番に。ちなみに最後までカードの差し替えはしませんでした。結果的に強いデッキでした。

予選グループリーグ

 初戦は女性プレイヤーの方。じゃんけん負けでお相手が後攻を選択。序盤はお互いにドーブルで盤面を作る流れに。相手はVポケモンが場におらず、こちらにはレシラムVがいる状態。互いのベンチにザマゼンタが育っていたため、先殴りするとカウンターからレシラムVが倒され、サイドレースが厳しくなると判断。前のドーブルはエンニュートの下技(火傷効果)で倒してザマゼンタのカウンターを発動させないプランにシフト。そのプランのおかげもあり、無事にベンチの戦力で殴り切って勝ち。サイド4-2。

 2戦目は愛想のいい男性プレイヤーの方。以前はCLにも参加されていたようで、強豪の予感。じゃんけん負けでまたしてもお相手が後攻を選択。こちらはヤトウモリスタートで手札にエンニュート有り。相手はザマゼンタスタートでエネルギー張るだけでエンド。種切れ勝ちの可能性が見えた為、即座にエンニュートで殴り出すと、そのまま番が返ってきたため殴って勝ち。完全に運勝ちですが、今日は持っているなと感じました。種切れ勝ちの為、サイド4-0。

 そしてここで事案発生。お隣の卓でLOしたにも関わらず試合を続け、サイドを取り切って勝ちにしていた…。ジャッジの方にアイコンタクトで注意を促すも、盤面を片付けてチェックシートにもサインを済ませた後で修復不可能に。シールド戦では普段あまりポケカをプレイされていない方も参加されていると思いますが、山札が切れることをライブラリーアウト(LO)と言い、自分の番の始めにドローが出来なくなると、サイド差など関係がなく、山札が引けないプレイヤーが負けとなります。シールド戦というルールの特性上や、ドーブルというポケモンの存在により、山札が切れやすい環境なので、必ず注意しましょう。もちろん、対戦慣れしているプレイヤーの山札枚数確認も大事です。自爆LOはダサいですよ。

 そして運命の3戦目。じゃんけん負けで今回は先行を選択される。予選グループはこの段階で私のみが全勝だったため、ここで負けてもサイド差次第で決勝トナメに進出出来る状況に。サイド枚数を計算すると、この試合で私がサイドを3枚取ればトナメ確定だったので、如何にして3枚を取るかを意識して戦いました。序盤の展開力で負けて盤面不利でしたが、エネルギー効率をしっかり考えて戦っていたら、いつの間にか勝ってました…(相手がフリーザーで勝手に自滅したりしてくれたおかげ)。サイド4-2。

 その後のデッキチェックは問題無く、無事トナメ進出&ルカリオVのSRをゲットしました!まずは最低限のノルマを達成出来て一安心。

決勝トーナメント

 そしてトナメ一回戦。試合前の雑談で「普段ポケカは結構されているんですか?」と聞かれ、「まぁ、ちょこちょこやってます」と答えました。嘘ついてすみませんでした。
 
さて、じゃんけんは勝ちで後攻を選択。お相手はベンチにアローラロコンVを展開してきた為、こちらは早めにクチートVSTARの特性からアロコンVを殴るプランに。緊急ゼリーやかがやくアマージョで計算が大幅に狂うも、VSTARに進化出来ずアタッカーが揃わない様子だった為、その間にクチートでサイドを取り進めながらベンチのボルケニオンやエンニュートを育て、そのまま押し切って勝ち。ドーブル使いませんでした。サイド数は忘れました。

 そして決勝戦。不思議となんだか余裕があります。。。
 
じゃんけんは勝ち、後攻を選択。序盤はこちらの展開が進まずエンテイに手張りするだけだったが、お相手もザシアンにエネを張って殴るしか無さそうな流れ。弱点助かる~。こちらはエネが軽いアタッカーが多く、継戦能力で有利だった為、そのまま押し切るプランに。お相手はクチートVが2枚とも(RR,SR)サイドに落ちていたのが辛かったようです。終盤、ほぼ勝ちの流れで油断してしまい、ルージュラの特性を忘れていてレシラムVで攻撃。サイドを取り切れずクチートVのエネ破壊技でワンチャン作られそうになりましたが、コイントスの運に恵まれて勝ち。無事優勝することが出来ました。

ルカリオかっこいい~
ちなみに写真撮影が下手過ぎて左端が切れてます、残念。炎エネは9枚です。

シールド戦に向けて

 さて、せっかくなので私がシールド戦に向けて意識した事柄や、練習方法の一部をご紹介したいと思います。

 まず、徳を積むことは大事です。クメガワ選手も仰っています。

 ちなみに勝手に宣伝しています。本人への許可取りはしていません。
 日頃からの行いもそうですが、当日の徳積みは特に有効です。テスト前の休み時間に覚えた単語がそのままテストに出たみたいな感じです。知らんけど。

 次に、パック開封時や対戦中は、相手の挙動をしっかりチェックしましょう。シールド戦は普段見かけないプレイヤーも多く、景品も高額で取引されてしまうため、悪意のあるプレイヤーに遭遇しやすいです。パックの引きやカードの引きに結果を左右されやすいルールではあるものの、自分だけのことに集中しすぎないよう、注意しましょう。

 シールド戦へ参加する心構えとして、カードプールの内容は全て覚えましょう。進化前のポケモンが弱くて戦闘で使えない場合は、進化先のポケモンだけでも構いません。「この色のエネルギーが採用されている場合、このポケモンがアタッカーとして採用されているかも」という予想が出来るだけで、試合展開の読みが大幅に進化します。その読みを駆使しつつ、どのポケモンを優先的に育成するか決めるだけで、中盤の殴り合いを制することが出来やすくなります。

 練習にあたっては、まずはシールド戦練習キットを作成しましょう。プロキシで構いませんので、コモンとアンコモンのカード(トレーナーズや特殊エネ含む)は各3枚、レア枠とVポケモンは各2枚、かがやくポケモンとサポート「ジュン」を各1枚、基本エネルギーは各色12~15枚、それぞれ準備し、全て同じ種類のスリーブに入れましょう。あとはパック開封シミュレーターや実際のパック開封の写真を用い、デッキ作成⇒対戦⇒感想戦⇒構築談義、を続けるだけです。ちなみに私は、実際の開封結果の写真を複数枚仲間内で共有し、サイコロなどでランダムにカードプールを決めておりました。開封シミュレーターは素晴らしいツールですが、結果の偏りが大きいため、私は上記の方法を取っていました。「白熱のアルカナ」が入手しにくい現状、実際の開封結果を複数集めるのは難しいので、そういう方はシミュレーターを駆使し、上振れ過ぎた場合は採用枚数を制限するなどすれば、内容の濃い練習になるでしょう。

 また、本質情報を共有出来る練習メンバーの存在は重要です。いくら練習しても、カードの評価が正しく出来ていないと意味がありません。強いプレイヤーでも最初から全てのカードの評価を正しく出来る人は(ほとんど)いません。練習する中で強さや弱さに気付くカードは多いです。そういう意味では、"強豪プレイヤーとの練習が大事"なのではなく、"色々なカードを試した上で互いの認識を共有出来る相手"の存在が大事です。例えば、私はカードリストが公開された当時、「マスキッパ」というポケモンを全く評価しておりませんでしたが、練習で試す中で上手い使い方に気付き、採用の優先順位が大きく上がりました。このような"気付き"のきっかけを作ってくれる練習相手が、シールド戦では特に大事です。

 シールド戦は通常のスタンダードルールなどとは異なり、ボールやサポートの枚数、その他パワーカードの存在が極端に少ない為、普段とは異なるプレイングやデッキ構築能力が要求されます。エネルギーの加速手段も乏しい為、毎ターンの手張りの選択も非常に重要です。私はこれらをPTCGOのThemeデッキ戦で培いました。これらのスキルはもちろんスタンダードルールでの対戦にも活かすことが出来ます。通常のルールは楽しいですが、たまには息抜きにThemeデッキ戦をプレイしてみるのもオススメです。

 本当は各カードの評価もしたいところですが、身内でまだ参加していない人がいるため、今回は控えます。申し訳ございません。機会があればカード評価の記事も書きたいですね。

 さて、ここまでお読み頂きありがとうございました。大した内容ではありませんが、少しでも参考になるものが見つかれば幸いです。まだシールド戦に参加されていない方、応援しております。Discordを用いたリモートでの練習もお付き合いしますので、お気軽にお声かけ下さい(ただし、知り合い限定で)。
 最後に、練習に付き合って下さった皆様と、考察を進めてくれるシロシ団の皆さんのおかげで勝つことが出来ました。ありがとうございました。シロシ団の先鋒として結果が出せてよかったです。シロシ団は現在3名が参加し、3/3がSR、2/3がHRを獲得。残り7名は果たしてどのような成績を残すのか、そしてシロシは念願のHRを獲得出来るのか、注目です。それでは。

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