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勇気を出してコンプレックスに目を向けて、浮かぶ自分の得意なこと。

コンプレックス(complex):
心理学・精神医学の用語で、さまざまな感情の複合体のこと。 衝動や欲求・記憶などの、さまざまな心理的要素が無意識に複雑に絡み合って形成される。 または、特に「劣等感」を指す意味で用いられる表現である。

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よく「コンプレックスの裏返しで〜」という言葉を聞きますね。
自身の劣等感を誤魔化すために他人を侮辱したり、妬んだり、羨んだり。他人を攻撃することです。
自分自身が気にしていることだから、他人のその部分に目がいってしまうんですよね。

そういう攻撃をしている人は大抵、本当の意味では自分のコンプレックスと向き合えていないと思う。
無意識のうちに劣等感を抱いて、無意識のうちに他人を攻撃しているのです。

「なんでそんなことするの?」と問われる機会に遭遇してはじめて、自分の弱みに気づく人もいます。ずぅっと気づかないまま、なんて恐ろしいパターンもあります。

かくいうわたしも、自分のコンプレックスをすべて自覚しているかと言えば自信満々に頷くことはできません。
それでも自分のコンプレックスを書き出したり、人に話したりそれなりにしてきました。

そして他人を攻撃することはないです。すぐに自分を責めたり、追い込んだりすることはとても多いです。

そんなわたしですが、とある本を読んで『コンプレックスに感じていることを挙げると得意が見つかる』ということに気がつきました。

コンプレックスから得意を見つける

実際に書き出してみたコンプレックスと、それによって浮き出た得意はこんな感じでした。


ひとつひとつ紐解きます。

①『説明が下手(口下手)
 『声が通らない
→口頭での説明が下手なのでその分文章に起こしたり、シミュレーションを熟考する。確実に説明をしたいときにはその通りに行動できる。

②『マルチタスクができない
→ひとつひとつのことを確実にこなす。シングルタスクで集中できる。

③『動きが遅い
→効率を考えたり、時間の余裕を持つ。

④『動きが気持ち悪い
→これは知らん。どうにもならん。慣れよう。

動きが気持ち悪いことは置いといて(ほんとに気持ち悪いんです)、先の3つは特に仕事場や学校などの集団生活の場でコンプレックスに感じていました。

「みんなはできるのに、なんでわたしはできないんだろう」
っていっつも思っていました。

『声が通らない』『動きが遅い』などの根本的な性質が変わったわけではないので、「できないなあ」という気持ちはいまでも持っています。

それでもなんとかしてその場を乗り切ろうとしている行動がその下の行動なのです。

得意の見つけ方

例を挙げると、わたしは説明が下手で、特に口頭での説明はめちゃくちゃに下手くそです。ハキハキと喋るのも、大きい声を出すのもできません。

親しい人とのおしゃべり程度ならそれでも全然楽しめるし、むしろわたしなんて喋るとこんなもんよ、と思って、話を聞いてくれる数少ない人たちに感謝するのみです。
なのですが、
どーーーしても伝えなくちゃいけないことだったり、仕事上の伝達事項だったり、生きていればあります、そりゃあたくさんあります。

そんな場面に遭遇したときには、
「自分の力を信じて頑張って喋るでい!」
ではなく、
これでもかってくらいに頭の中でシミュレーション&それでも不安な場合は台本を用意
です。

これは喋りが下手だから対策としてやっていた行動ではなく、いつからかわからないくらい前から染み付いていた行動でした。

コンプレックスを書き出してから、「じゃあわたし普段どうしているかな」と考えたときに「そういえばいつもやっているな」と浮かんできたのです。

自分を見つめて、コンプレックスを書き出せたら、それをカバーするためにすでにしている行動を考えてみてください。
きっとなにかしら行動しているはず。

すぐに浮かばないときには、一旦時間を置いてみて、普段通りに生活をしてみしょう。ほんのすこしだけ、書き出したことを意識に入れておくと自分のなにげない行動にも意識が向くはずです。

そうして気づけたあなたの得意なことは、ほかの誰のものでもなくあなたが自分で生き抜くために身につけたあなただけのスキルなのです。
小さなことでも、とても大事にして誇りに思いましょ。

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