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『シン・ウルトラマン』を観て、『M八七』を聴く

ウルトラマンファンの方には申し訳ないくらい、わたしの中にウルトラマン愛はない。小学生のころたまに観ていたし、ウルトラマンの歌をみんなで歌ったり、「わたしはウルトラの母ね」と役をきめて遊んだり、「バルタン星人!」とチョキチョキまねしたり。でも女子には女子の遊びがあり、好きなテレビ番組があったから。

息子も戦隊モノとはあまり関わっていない。上が女の子だからか、仮面ライダーとか○○ジャーみたいな遊びもしなかったし、あまり観ていなかった。

そんな二人で、今朝『シン・ウルトラマン』を観た。
わたしの目的は同じ商業施設にあるタワレコで米津玄師さんのシングルを買うこと。初回限定に入っているライブ先行抽選のシリアルナンバーが欲しかったのだ(そこ?)


Twitterには映画を観た人の感想などが流れてくる。みんな楽しそうで嬉しそうで、ちょっと観てみたいなと思った。『シン・ゴジラ』も苦手で観ていないのに。
なにより、今朝は夜勤明け。少し眠いが……今日しか行けそうにない。
引きこもりがちの息子は映画に誘ってものってこないのに、「ウルトラマンなら観ようかな」と呟いた。
行かねば!

現代の映画だけど、懐かしい特撮感がみられた。なんだか面白くて、眠気も飛んでいった……かと思ったが、途中地球外に連れて行かれたようだ。記憶がない。
突然変身する山本耕史さんをみて目が覚めた。かなりインパクトが強く、日曜日の大河ドラマに影響が出そうだ。

そういえば、わたしの記憶の中のウルトラマンは胸にカラータイマーがあって、3分近くになると光っていた。
このウルトラマンにはついていない。
ホームページに答えがあった。庵野さんのコメントに書いてある。
ウルトラマンを生みだした成田亨さんが描いた『真実と正義と美の化身』。この絵にはカラータイマーは描かれていない。成田亨さんが望まなかったカラータイマーは、蘇ったウルトラマンにはついていないのだ。
初めて知った。子供向けの戦隊モノとしか思っていなかった。

『真実と正義と美の化身』

この映画のウルトラマンはまさにこの姿だった。

ウルトラマンは美しく、かっこいい。
しかし孤独も感じる。

エンディングで流れてくる
『君が望むなら それは強く応えてくれるのだ
 今は全てに恐れるな 痛みを知る ただ一人で
 あれ』

寝ちゃってごめんなさい。ありがとうウルトラマン。

いつもは反応が薄い息子が「めちゃ面白かったね」と3回続けて言った。
「昔のウルトラマン観てみたいな」
よっぽど気に入ったのだな。
家に帰ってからも「面白かった。誘ってくれてありがとう」と言う息子。

ありがとうウルトラマン、ありがとう!

米津玄師さんのライブ、当選しますように。(そこ?)


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