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TSUTAYA DISCAS 備忘録

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毎月4枚のDVD・BDが届くツタヤの宅配レンタルサービス利用中。その4作品について、感想を気ままに綴る。ネタバレあり。
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2016年10月の記事一覧

10月④キャロル

美しい。

その言葉をなんのためらいも、てらいもなく、口に出せることは珍しい。
だが、映画「キャロル」のケイト・ブランシェットに、それ以外の形容詞は思いつかない。

あぁ、美しい人。

私は異性愛者であるが、彼女のように美しい人に出会い、セクシーな目線のやりとりなどしてしまったら、たちまち虜になってしまうだろう。作中で、ケイト=キャロルに出会った女性主人公も言っていた。惹かれるのに、男も女もない、

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10月③スポットライト 世紀のスクープ

私たちは信じている。
教師を。警察を。医者を。隣人を。
自分に対して悪いコトをするわけがない、と。

信じているから、安心して暮らせるのだ。何かあれば、その人たちを頼ればいいと思っている。しかし何故だろう、無条件に彼らを信じられるというのは。もしかしたら、自分を騙したり傷つけたりするかもしれない、のに。そんな可能性を露ほども思わずに、信じている。

それは、特に強く信仰する宗教を持たない私が本当の

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10月②ボーダーライン

メキシコとアメリカの国境地帯。と聞くだけで、血なまぐさい危険な場所、と容易に想像がつく。トランプ候補が、「メキシコ国境に万里の長城をたてる」と発言したことで、日本でも注目を集めた。

アホか、こいつ!?と私は思ったけれど、今回の映画「ボーダーライン」を観て、トランプのトンデモ発言を容認する人がいてしまうことも
なんとなく納得した。

メキシコの麻薬カルテルは、アメリカ側の警察にも協力者を得ているほ

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10月①bananaman live LIFE is RESEARCH

バナナマンの深夜ラジオが好きだ。

クレイジージャーニーで、ある写真家が単独アラスカ撮影旅の際、録音してまで持っていくのが、バナナマンのラジオ番組だと話していた。何ヶ月も続くたった1人での旅(冬のアラスカの奥地だから、誰にも会わない)で、究極の孤独を紛らすほどの番組!なんてこと!!
果たして、どんな魅力があるのだろうか。
そう思い、聴き始めた。

正直、バナナマンに対して、これといった思い入れがな

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