10月①bananaman live LIFE is RESEARCH

バナナマンの深夜ラジオが好きだ。

クレイジージャーニーで、ある写真家が単独アラスカ撮影旅の際、録音してまで持っていくのが、バナナマンのラジオ番組だと話していた。何ヶ月も続くたった1人での旅(冬のアラスカの奥地だから、誰にも会わない)で、究極の孤独を紛らすほどの番組!なんてこと!!
果たして、どんな魅力があるのだろうか。
そう思い、聴き始めた。

正直、バナナマンに対して、これといった思い入れがなかった。賞レースで大きな結果を残した訳でもなく、大ブレイクした、という記憶もない。でも、ここ数年のテレビでの活躍は目覚ましい。テレビを何気なく観ていると、設楽さんか日村さん、どちらかが出演していた、という事がよくある。
大好きなクレイジージャーニーだって、設楽さんが司会を務めている。そういや、毎週欠かさず観る「YOU は何しに日本へ?」もバナナマンの司会。いつの間にやら、生活に浸透しているバナナマン。

とはいえ、2人の掛け合いになるラジオは本当に面白いのだろうか?
半信半疑で聴いたバナナマンのラジオは、文句なく最高であった。

まず、2人はとてもコンビ仲が良い。お互いを尊敬しているのがよく分かる。もちろん、Sっ気の強い設楽さんが日村さんをイジることはよくある。日村さんも「気持ち悪いって言うな!」とか反論したり、嫌がったりするんだけど、根っこでは嬉しそうにしてる。そんな時、2人はとても楽しそうだ。聴いているこっちにまで、その楽しさが伝播して、つい笑ってしまう。

そして、2人は基本的に優しい。トゲが少ない。リスナーから相当ヒドイ事を言われる(日村ファック!はもはや挨拶)のに、リスナーからのメールに対して、共感する姿勢で話すことが多い。「確かにそうだよなー。俺たちの時は違かったけど、今はそうなんだなー。」とか、歩み寄り、決して頭ごなしに相手を否定しない。
そういう人間的な優しさが、聴いている者を癒やす。アラスカの奥地にも、優しさが響く。

そんなバナナマンが毎年夏に行う単独コントライブ。ライブ前には、放送作家やスタッフと何週間にも渡る合宿を行うらしい。その合宿で起きた事件の発表も、ラジオでは毎年恒例らしい。
今年、それを初めて聴き(今年の事件は謎の靴下事件や流しのお菓子売り事件)ライブも観たい!と思って、借りたのが今回のDVD。

あー、前置き長かった!

2015年のライブの模様を収めた今作。
キングオブコントの審査員を務めるほど、コントで定評のあるバナナマン。もうテレビで彼らのネタを見る機会はほぼないから、初めてちゃんと彼らのコントを見た。

面白い!お笑いの感想を長々書くほど、ヤボなことはない。基本的には、面白い!でいいと思う。好みもあるし。

でも、1つだけいうなら、バナナマンのコントは、なんかお芝居を観てるような、そんな充実感があった。彼らが実際演技の仕事をしているのも、納得がいく。

そうだ、今日は金曜日。
バナナマンのラジオで癒されよう。

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