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2014年 日本縦断キャンプツーリング 36日目

2014年5月28日(富山)


出発

5時半頃に目が覚めて出発の準備をしていると、千葉のライダーはテントを張ったままで出発していた。

キャンプ道具をバイクに積んでエンジンの暖気をしている間、京都のライダーと少し話を。今回はオンロードバイク(NC750)で来ているけど、私と同じバイク(SuperSherpa)も持っているとのこと。そして、雨の日になるとエンジンが止まることがあるらしい。

私のバイクも雨の日の同じ症状が出ることがあり、調子が悪いのは持ち主に似てしまったのだろうと思っていたけど、どうやらそうでもなさそう。そういう性格のバイクだと思えば、すっきり解決。雨の日は走らなければいい。とても分かりやすい。

立山街道

空を見上げると雲一つない日本晴れ。富山というぐらいなのだから、山へ行くべきだろう。ということで、立山連峰のある黒部ダムへ向かうことにしました。

国道8号を走って立山街道に入り黒部ダムへ向かいます。料金所まで行ってみると一般車は通行止め。観光バスのみ通行可能とのことです。途中で有峰林道への分岐があったので行ってみましたが、冬季閉鎖で6月にならないと走れないらしい。

仕方なく、落差日本一と言われる称名滝(しょうみょうだき)へ行ってみることにしました。日本一の滝を仕方なく行く人間なんて、私ぐらいかもしれません。駐車場から30分かけて歩いていくと、遠くから見えていたハンノキ滝の左側に、なんとも豪快な称名滝が現れました。しかし、ハンノキ滝の方が落差があるように見えるのだけど…。

居合わせた観光客の人に聞いてみると、ハンノキ滝は時期によって見れないので、幻の日本一らしい。なにはともあれ、落差日本一の二つの滝による、豪快な水しぶきの洗礼を受けました。仕方なくと寄ったのですが、帰りではお土産屋さんでソフトクリームを買ってしまうほどご機嫌でした。

立山街道
称名滝

黒部渓谷

黒部ダムをあとにし黒部渓谷へ。国道8号まで戻り県道53号から県道14号を走り黒部渓谷に到着。黒部ダムと黒部渓谷、二つとも黒部がつくので、近くにあると思っていたのですが、予想以上に長い道のり。

トロッコに乗ってみたかったのですが、往復1時間半かかるらしい。時刻は14時すぎ。別又僧ヶ岳林道も走りたい。ということで、トロッコに乗るのを諦めて、別又僧ヶ岳林道を走ります。林道からの景色がすごく良い。これはかなり期待できる。そう思いながら平和の像のところまで行くと、その先は通行止め。ため息をつきながら平和の像から見える景色を眺めていました。

平和の像
通行止め
平和の像から
平和の像から

嘉例沢森林公園キャンプ場

別又僧ヶ岳林道を抜けて、別又嘉例沢線と坪野虎谷林道を走って、剱岳青少年旅行村キャンプ場にしようと思っていたのですが、別又僧ヶ岳林道の通行止めに行く手を阻まれてしまったので、嘉例沢森林公園キャンプ場にテントを張ることにしました。

夕日を見ながら夕食をすませ、日が落ちてからは星を眺めて過ごしました。ここ数日、キャンプ場では星空を見て過ごしていたので、星がきれいなのが普通に思えてしまう。なんとも贅沢なこと。

嘉例沢森林公園

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