見出し画像

2014年 日本縦断キャンプツーリング 20日目

2014年5月12日(広島)

一峰寺山展望台

お世話になった地元の方にお礼をして、お邪魔させていただいた須佐神社では旅の安全を祈願してから出発しました。

とびしま海道をあてもなく走っていると一峰寺山という看板が見えたので向かうことに。大崎下島にある小さなループ橋を超えて、傾斜のきつい道をひたすら上っていくと一峰寺山展望台がありました。

曇ってはいましたが、安芸灘オレンジラインの「中の瀬大橋」と「岡村大橋」が中ノ島をつなぐ姿が並んで見えて、どこか可愛らしくもあり、なんともいい眺めです。曇り空でも十分いい景色なのですが、晴れていたら絶景と言っているに違いない眺めでした。

須佐神社
ループ橋
一峰寺山展望台

十文字山展望台

天気が悪そうなので、早めに買出しを済ませてキャンプ場でゆっくりしようと思いスーパーへ行ってみると、開店時間まで1時間ほど余裕があった。その間、近くにある十文字山展望台へ行く事にしました。

民家の間にある細い道を上っていきます。分岐路には道案内の看板があるので迷うことはないのですが、一峰寺山と同様に傾斜がきつい。キャンプ道具を積んで走るような道ではないことは確かです。エンジンが悲鳴をあげている。

なんとか無事に辿り着き、展望台から景色を眺めていました。曇ってなければ、もっと良い景色なんでしょうけど仕方がありません。こういう時は、晴れた日に見えるだろう景色を想像して楽しむのが、旅人の嗜みです。たぶん。

十文字山展望台

ここをキャンプ地とする

展望台でのんびりと過ごして、スーパーの開店時間まで暇を潰していたら雨が降ってきた。小雨になるのを待っていると、雲の中にでもいるような感じで濃に覆われてしまう。

道が狭く、路面も濡れて、傾斜がきつい下り坂。キャンプ道具を積んで下りるだけでも大変だというのに、霧で視界を奪われて、勘を頼りに進む!などという勇気を持ち合わせているはずもなく、足止めを食らいました。

展望台の階段下で雨をしのぎ、霧が晴れるのを待っているけれど、そんな気配はまったくない。非常用の食材で空腹を満たして、ぼーっとしていたら日が暮れた。そして、考え抜いて出した結論は「ここをキャンプ地とする」

だれも来る気配がないので、階段の下にテントを張って一夜を過ごしました。屋根つきなので、キャンプ場よりも快適だったかもしれません。

昨日野営した神社の神様が怒ったのかなと一瞬思いましたけど、須佐神社に祀られているとしたら、暴風雨の神スサノオです。霧どころではすまないはずです。いやぁ、よかった。バチがあたったわけではなかった…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?