2014年 日本縦断キャンプツーリング 8日目
2014年4月30日(高知)
朝寝坊
「おはよー」という声で起こされる。いや、寝坊していたので起こしてもらったというのが正しいかもしれない。人間は何事にも慣れるといいますけど、寝坊するほどキャンプ生活が日常化してしまっているようだ。
起こしてくれたのは地元の人から「和尚」と呼ばれていて、とても面倒見のいいキャンパーです。炊事場から一番遠くにある東屋までコーヒーを持ってきてくれた。お礼に夜食用で買っていたカップラーメンを渡す。もう一人キャンプしているライダーにも渡したところ、限定商品で生産が追いついてないというカップラーメンを頂いた。私のあげたカップラーメンは安物だったので、申し訳ないと思いつつもありがたく頂くことにした。キャンプ道具を積んで出発したときは二人とも見送ってくれた。本当にうれしかった。
四万十川と波しぶき
海岸線を北上して下ノ加江海岸と名鹿海水浴場で休憩しながら四万十市に入った。四万十川沿いを佐田沈下橋まで走って満足したあとは、黒潮市に向かい入野海岸で休憩をする。そのまま海岸線を北上していくと、白浜海岸のあたりだった思いますが、とてつもない道が現れた。たまたま高波の日だったのか分かりませんけど、波しぶきが道路まで降り注いでいるのです。何かの間違いじゃないかと思い道を眺めていると、対向車が波しぶきの中を普通に走っている。波の押し引きのタイミングを見計らって、海水を浴びないように通り過ぎてきた。
松葉川林間キャンプ場
四万十町に入り買い出しを済ませて松葉川にある三堰キャンプ場に向かった。道路案内があるのでその周辺にはすぐに行けたのですけど、林間キャンプ場という道路案内もあったので、三堰キャンプ場を下見してから林間キャンプ場にも行ってみることにしました。
林間キャンプ場は森ヶ内林道のすぐ手前にあるらしく、細いくねくね道を走っていると立派なホテルが現れ、少し先に松葉川林間キャンプ場があった。ホテルで日帰り入浴できるらしいので、ここでキャンプすることにしました。すぐ荷物を積んで出発できるように、駐車場の脇にテントを張る。しばらくすると林道を走りにやってきた神奈川のライダー(XR650)も来て、同じように駐車場にテントを張っていた。
林道話
神奈川のライダーに話を聞くと、森ヶ内林道、中津川林道、鈴ヶ森林道を走りにやってきたとのこと。剣山スーパー林道を走ってきたらしいので状況を尋ねてみる。高地から国道193号までは走れるが、その先の徳島側は舗装工事で通行止めとのことでした。日本一長い林道で絶景林道としても有名な「剣山スーパー林道」。キャンプ道具を積みながら走るのは少し不安ではありますけど、走れる区間だけでも走破して四国を抜けたいと思います。とでも言って自分に言い聞かせておかないと、居心地がよすぎていつまでも四国へ居続けることになりそう…。
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