子どもが言うことを聞かない
子育てや学校において、子どもにいろいろ注意したりやらせようとする場面があると思います。でも子どもはやろうとしない。
なんとかさせようとしてイライラする。
親や先生は「子どものことを思って」「よかれと思って」している注意やさせることがほとんどなのではないでしょうか。
・整理整頓をしっかりすること。
・時間を守ること。
・誰かが話しているときはだまって聞くこと。
・宿題を提出すること。
・無駄遣いしないこと。
・忘れ物をしないこと。
・夜更かししないこと。
・友達を大切にすること。
・感謝の気持ちを忘れないこと。
・人に迷惑をかけないようにすること。
こういうことがしっかりできる子になってほしいと、日ごとから伝え、できるように手助けし、時には「またできてない!」と怒り、そんな子どもにイライラし…。
「だらしない子になったら大変。」
「人に迷惑かけたらいけない。」
「なんとか自分がこの子をちゃんとした子に育てないと。」
って、イライラしながら正しいことを子どもにさせようとする。怒る。子どものためを思って。
子どもはできない。やってくれない。
「子どものためを思って」することかもしれないけれど、イライラして怒ることは本当はしたいことではない。こんなの、幸せな子育てではない。
そんなとき、親はどうすればいいのでしょうか。
子どもにさせたいこと、子どもがしてくれないことは、正しいことなのかもしれないけれど、そう親は信じているのかもしれないのだけれど、もしこのことで困っているのなら、
「できなくたっていい」「やらなくたっていい」「大丈夫」
って、立場に立ってみてください。
人に迷惑かけたっていい。
宿題しなくてもいい。
整理整頓できなくてもいい。
って、いう立場に一度立ってみる。
「いやいや、それはダメでしょ。」って思うかもしれません。
なぜダメなのでしょうか?
宿題出さないと先生に怒られるから?
持ち物がなくなって困るから?
だらしない親だと思われなくないから?
そもそも人は誰かに迷惑かけながらしか生きられない。
迷惑かけてしまう自分だけれど、その部分を責めたりしないで、受け入れる。自分のダメな部分を受け入れられる人って、人のダメな部分も受け入れられるものです。
自分も助けてもらいながらでないと生きられないことを知っていると、人を助けることも自然にできるものです。感謝の気持ちももてるでしょう。
それが思いやりの社会。
「自分の責任でしょ!」「自分がいけないんでしょ!ちゃんとしないから。」っていう態度は、なんだか優しくない。
もしかしたら、子どもに正しいことをさせようとイライラしているお母さんの方が、自分にできていない部分を受け入れられていないのかもしれません。完ぺきな自分でないといけないと思っている。
受け入れてしまおう。
ダメじゃないです。
正しいことは人を幸せにしない。
ゆるす。受け入れる。
その姿勢が大切だと、子どもは知らせてくれているのではないでしょうか。
子どもの生きる力を育み、子どものもつ才能や輝きを引き出す教育をテーマに記事を書いています(^▽^)/