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ご飯を求め、教会へ。

昨日、私はシェアハウスの住人から、夜ご飯を食べに近くの教会へ行こう。
と、誘われ、家から徒歩3分の道をなぜか車出せる?と言われ、車で行くことに。
どうやら
毎週水曜は教会を住民にご飯を提供しているらしい。

ん?
教会はどこだ?とハンドルを持ち、キョロキョロしている私をみて、
助手席にいたルームメイトのジョー(インドネシア人)が、これこれ!
と指をさす。
ウェアイザ?(Where is that?)と聞き返す。

閑静な住宅街の中に一つの平家。
それは私が想像していた教会の姿を全く感じさせない建物だった。
外見は黒、私の知っている教会は白。
早速、ガソリンを無駄に浪費した車を停め、
中に入る。広い部屋にたくさんの長テーブルと椅子。
まるで修学旅行での夜ご飯。
そして、パンパンの人。
主に、東南アジア人が多い。
日本語も聞こえてきた。
どうやらみんなファームで働いているらしい。

すると突然小学生くらいの兄妹がやってくる。
手には、大きめの紙。

『皆さんこんにちは。
私たちは明日ここを離れ、違う街へと引っ越します。
今日こうしてみんなとご飯を食べられることが嬉しいです。
ありがとう。』
拍手。

その後、この教会の長?牧師?
わからない。Tシャツ短パンだったので。
が、
子供たちの頭を撫で、『アーメン』と言った。
その瞬間、みんなが立ち上がり、外に出る。

私が外に出た時には長蛇の列。
どうやら、今ご飯をもらうタイミングらしい。
ちょっと待て。頭の整理ができていない。

なぜ、おじさんは子供たちを撫で、アーメンと言ったのか。
子供たちは何者なのか。
なぜ私は車を出す必要があったのか。

まあ、いい。とりあえず並ぼう。
ざっと、50人くらい。中にはちらほらローカルの人もいる。
メニューはポテサラのようなものと、
マカロニサラダ。大きめのお皿の半分くらい持ってくれた。

キョロキョロした私を見たジョーはどうした?
と問う。
私は
ここは一体何なんだと聞く。
彼はここは
みんなのコミュニティスペースみたいな感じだよ。
多分、日本でいうとこの公民館的な感じだろう。

そして彼は言う、あの子供たちは神だよ。
イエス・キリストの末裔だよ。
神。
アーメン。
つけ麺。
僕、寝ます。おやすみ。

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