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抗がん剤開始 1stライン

ステージ4確定で抗がん剤をすることになってしまった…。
行う抗がん剤は、
1回目 シスプラチン・アリムタ・オプジーボ・ヤーボイ
2回目 シスプラチン・アリムタ・オプジーボ
これを入院で行って、あとは外来でオプジーボ+ヤーボイとオプジーボのみを3週間おきに点滴とのことでした。

入院を前にがん封じのお寺へ一人向かうことにした。
片道2時間、いろんなことを考えながら寺についた。
お坊さんはとても機械的で名前と住所と病名を書かされて、はい、じゃあお経読みます的な感じで、とてもがっかりした。その時はゆっくり話を聞いてくれていろんな話をしてもらえるのかと思ったりしていたので…。生きること死ぬことそんなお話が聞けるかもなんて…。
お経が終わると、お守りとお箸とお札を頂いて、ありがとうございました。で終わってしまって、帰りの車で泣いてしまった。
御利益あるといいなぁ…。もう来ないけど…。

そして1回目の抗がん剤入院。
血管が細く点滴の針が入りにくいので、早々にCVポートをいれてもらうことに。今思えばもっと後にしておけばよかったのだけど、手術の時に点滴もれすぎて、腕が真っ青になって痛かったので、決めてしまった。
CVポートの手術は部分麻酔で行うので結構怖かった。皮膚が焼けるにおいと音がめちゃくちゃ怖かった……。

あとは、抗がん剤を2回しか行わないことがどうしても理解できなくて先生に確認した。
得意のエビデンスとやらで、抗がん剤は2回、そのあとは免疫チェックポイント阻害薬のみでも薬の効果がしっかりあるそう。しかも、副作用も少なく、髪の毛も抜けないとのことで安心。
先生には『今でよかったね。』と言われたが、よかった……ね???いいことなんてひとつもねぇーけど!!

翌日、抗がん剤開始。
朝10時ごろに始まって終わったのが18時ごろだったと思う。
信じられないくらいの水分を点滴された。
そのあと、尿の量を計らないといけなくて、毎回尿を計量してメモするのもかなり面倒だった。
副作用はあまりないとのことだったが、やはり口の中が気持ち悪くて食欲もなくなってしまった。食べろ食べろと言われても無理。病院食はおいしくないし。体はだるくなるしで、つらい日々だった。
抗がん剤のイメージは確かに吐いて吐いて仕方なく、髪の毛は抜けて食事はのどを通らずだったけど、そこまでではなかったと思う。
先生いわく、今はいい吐き気止めも開発されているとか。これぞ、医学の進歩か。

今回も大部屋を希望していたので、他3人の女性がいたがみな高齢者と呼ばれるぐらいの年齢だったと思う。家に帰っても1人だからと帰りたくないと言ってる方もおられたな。毎日ご飯が出てさげてもらって、体調管理も薬の管理もしてくれるから、かえりたくなくなるのかな。私は帰りたいけど…。
他の人の病状とかも聞きたくなくても聞こえてくる。余命とか…、よくならないとか…これが効かなかったらとか…。聞きたくない話ばかりで泣いてします。
この入院でも本当によく泣いた。一人でいろいろ考えると涙しかでないし…。子供たちにしてあげられること、私がいなくなった後の世界のことばかり考えてしまっていた。

抗がん剤治療か‥‥。でもまだ現実を受け入れられない。私ががん???
やっぱり夢じゃない?間違いじゃない???




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