「変数」は,少ない方がいい


この記事を書き終わった後の僕「なんだこれ」


プロローグ

突然ですが,こんな問題,ちょっとめんどくさいなって思いますよね


図7


まぁ高校数学の数学Ⅰに造詣がある人なら「あぁ,あれか」ってなるレベルの問題ではあるのですが…

最小値を求めよって言われると,よくある,二次関数を平方完成して…みたいなのがありますよね。

でもあれって普通は1変数関数(”f(x)"みたいに,式の中にxしかでてこないやつ)なんですよ

それが2変数f(x,y) (式の中にxとyがある!)となると,いやだなぁ~って思いますよね。


まぁとりあえず解いてみましょうか。

この問題は,xとyのどちらかを変数ではないとみなして,あたかも1変数であるかのように考えて,二次関数の平方完成をしてあげると答えを求めることができます

yを変数ではないと考えて,xの二次関数だとみてみましょう。すなわちxについて降べきの順に整理すると…

図2

こうなりますね

ちょっと見やすくしましょう

図3

xについての二次関数だと考えていますので,最小値を求めるべく平方完成をします

図4

まぁ係数-2(3y+1)の平方完成というのはちょっと厄介ですが,落ち着いてやればこんなところでしょう

ちょっと後ろの方にyの式がたくさん並んじゃったので整理するとこうなります

図5

なんかゴールが見えてきましたね

最初の2乗のところはxとyの式になっていますが,何より「2乗になっている」ことの価値が大きいんですよね。残りのy^2-4yは1変数関数ですから,ちょちょっと平方完成しましょう

図6

はい

2乗+2乗+定数

の形になりました。

2乗のところは最小値0ですから

(もちろんこれは実際に解いて確かめてあげる必要がありますが…)

細かいことは置いておいて,この関数f(x,y)の最小値は-4だ,ということがわかります。

この問題で何が重要だったでしょうか。

yを変数ではないと考えて,xを変数である,と考えることですね。

(まぁこの問題では式変形の裏にそういう発想がある,というだけですが…)

2変数だと煩わしいので,1変数を動かして,もう1つの変数は動かさんとこ,みたいな話です。

世の中のこと,自分の周りのことを数学に置き換えて考えてみると,もう変数がいっぱい。でも変数は少ない方がいいな~と思うことがよくあります。



「マルチタスク」はマクロに物事を捉えるが故に発生する

あぁもう「マルチタスク」って言葉聞いただけで嫌気さしますね。

複数のタスクをこなさなきゃいけないとき,大局的には同時でも,その一瞬一瞬は,一つのタスクしかしてないはずなんですよね。

だったら,さっきのf(x,y)の計算みたいに,

xの平方完成してるときに,yの平方完成を考えちゃいけないんですよ。

そうやって,タスクをこなしている時間の一瞬一瞬は,シングルタスクになるようにしていきましょう。(自戒)


心の安定,超だいじ

やっぱり変数は少ない方がいい。

心が安定していないと,どうしても変数(=考えること)が多くなりがちになります。

人生の先輩たちはきっと

こういうことを深層心理で思って

恋人と結婚していくんだろうなぁ…

なんて思ったりします


雑踏が苦手

僕は人がたくさんいるところが苦手です

でも精神的に苦手というより,身体能力的に苦手です


…めっちゃ人にぶつかる


あの,みなさん,新宿駅歩くときとかどうやって人とぶつからないように歩いてるんですか…?って思うくらいぶつかる。

よくぶつかってぶつかった人やぶつかりそうになった周りの人に白い目線を向けられます。

運動音痴は悲しいなぁ。


その点満員電車はいいですよね。ちゃんと変数が固定されてるから。


それでもぶつかるって?


人がたくさんいるって罪だなぁ。


はぴもみでした。

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