”大衆”の中での自分という存在

はぴもみです。

ちょっと心の中の膿を吐き出したくてnoteをしたためます。

軽くむかしばなしをします。

僕は小さいころ，家族がそうだったこともあり，

「みんなが好きなものを好きになる」

文化の中で育ちました。政治の言葉でいうと，「ポピュリズム（大衆主義）」と呼ぶみたいですね。

僕が育った時代も，特にそういう時代だったように思います。

僕が6歳，7歳と，徐々に新聞やニュースで言っていることがわかるようになり始めたとき，僕が最初に「内閣総理大臣」を認識したのは，絶大な支持を得た，

小泉純一郎さんでした。

内閣支持率85%なんて今では考えられない数字ですが，それだけその当時小泉さんは国民の支持を集めることに成功していたわけです。いわば「熱狂」です。

小さいころの僕なんて当然何に影響を受けるかといえば，「家族」・「学校（先生と友達）」・そして「テレビ」でしたから，

小泉純一郎氏の風貌と発言をテレビを通して見て，

「ないかくそうりだいじんって，こいずみしゅしょうって，すごいひとなんだな」

くらいに思って育ったわけです。

その時の僕が，たとえば内閣を支持しない（いわば少数派の）意見やロジックをテレビで仮に見ていたとして，それを理解できていた自信は，はっきり言ってありません。

なぜなら「小泉さんは素晴らしい人だ」っていう先入観があったからです。

ここにいるのは，まぎれもなく

思考を「イメージ」に操作されている，幼少期のはぴもみ

なわけです。

（今振り返って小泉さんの政治がどうだったかとかいう話をしたいわけではないので，そこは置いておきます。）

そんな僕も中学校高校大学と進学していくにつれたくさん勉強をしました。誰よりも「人に点数で負けたくない」という気持ちが強かったのでテスト勉強には特に熱が入る学生でした。

大学院では一丁前に研究をし論文を書いたり学会発表をしたりしました。

そして社会人になり，「仕事」というフレームでの物事の考え方を身につけていっている途中です。

25歳のいま，だいぶ「考える」ことができる人にようやくなってきたかなという実感があります。

（まぁでも，考える必要のないことを延々考えていたり，考えてはいるけどそこから生産するところに繋がっていないなと感じたり，あんまりプラスに働いている気もしないんですが…）

まぁとりあえず自分で「考える」クセはつくようになった。

でも，考えれば考えるほど，

「みんなが好きなもの」から離れていくような感覚

がある。たまに

「ないかくそうりだいじんって，すごいひとなんだな」

って言ってた時代に戻りたくなる。

そして僕は何のために考えているのか？とか，考えてどこに向かいたいんだ？とか，「みんなと同じ」がいいのか「違う」のがいいのか？とか。どんっどん膨らんでもやもやしているような感覚がある。

具体例をあげればキリがないのですが

たとえば・・・

自分が「好きになったもの」（←人でも，歌でも，キャラでも，なんでも）の背景に，「なぜ自分がそれを好きになったのか？」を考えて，そこに介在する「自分自身の気持ち悪さ」に気がついて絶望したり。

　…こんなん考えてたら損しかしないんすけどね。でも自分の気持ち悪さへの嫌悪感が勝ってしまうことって多々あって…。

ちょっとだけ具体的に自分のことを言うと，「男が女を本能的に好きになる」ことって普通じゃないですか。でもそういう自分の本能に対して，論理性がないですよね，女性に対する気持ち悪い目線を向けている自分の現れだよね，って思ってしまう。

最近の「差別は悪だ」という認識が広まっていく傾向に盾突いて「差別も，嘘と同じで，『必要悪』な場合が存在する」という持論を持っていたり。

　…本気で，差別があった方が差別される側も幸せな場合ってあるよな，って思うときがあるんだけど，そんなことを言ってもたぶん本意は多くの人は伝わらないし，多くの人に支持される意見にはならない。

結局「差別は悪だ」っていう大衆の意見に脳死で迎合したほうが圧倒的に「楽」なんですよね…

とかひねくれたこと思ってます。

差別は悪だ悪だっていって差別しない社会を目指して，それによって「差別されなくなった」人たちが，差別されなくなって幸せになったならそれ以上の喜びはないんですが，差別されていた時のほうがよかったってことも，たぶんあると思うんですよね…。

こんなに人と違うこと考えていていいんだろうか。。。

もっと大衆に迎合しないと何か良くないことがあるんじゃないだろうか。。。

もしくは大衆が間違っていると感じることに関して自分の持論がよりよい未来を創造できると感じた際，僕はそれを大きな声で主張できるだろうか。。。

そもそも大衆の中で僕ってどういう存在？

そもそもなぜ「大衆」という概念があるのか？僕は僕として生きているだけじゃないか？大衆の中に自分がいるって考えることに意味はあるのか？

・・・

・・・

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・・・

わからん。

はぴもみでした。