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アフターコロナのヒントはどこから?

最近のコロナ禍の自粛が解かれつつある
中で気づいたことがあります。

それは自粛が始まった当時、世間では
「働きに行けないこと」
「人に会えないこと」で困惑したり、
ストレスを強く感じたりしていたわけ
でしたが、今となっては
「働きに行けない」は
「働きに行かなくても良い」
であるし、
「人に会えない」は
「会わなくてもよい」に変わってきて
いることです。

いわゆる、テレワークやオンライン会議、
オンライン飲み会などで十分代用が
できるということが実感されてきている
ということですね。

そのような変化が起きている中で、
自分が関わっている医療業界はどう変化
するのか考えてみたところ、以前か
ら感じていた違和感からヒントが
出てきました。

「先生、ここまで来るのに1時間半も
かかったよ。もう少し近いと
いいんだけれどもね」

「先生、もうしわけないけれど、
やっぱりここまで来るのが大変。
今日で終わりにしたいんだよね」

僕の勤務先は昭和30年に結核療養所と
して始まった病院であるため、市街地
からは離れた自然豊かな場所にあります。

それゆえに交通の便が悪く、電車、バス
では本数が少ないため通院が難しく、
自家用車であっても30分以上かけて
来院される方がほとんどなのです。

そして、なぜかそのような病院に千葉県
で2つしかない放射線治療機器(ガンマ
ナイフ)の1つがあって、その治療を受
けに千葉県下から患者さんが集まって
くるのです。それゆえ、患者さんによって
は、思わず通院の大変さをこぼすことも
あるのですね。

つまり、距離と時間の問題。

そしてこのような言葉を
患者さんに言わせてしまうような
診療をしている自分に納得が
いかなかったのです。

今の時代は、スマホを使えば
距離と時間を超越して
「大切な人にオンタイムで
 想いを伝える」

それができるのですから、

医療の世界ではこれは叶わないの
だろうか? 
つまり

「病院に行かなくてはならない」から
「病院に行かなくてもよい」

「先生に会わなくてはならない」から
「先生に会わなくてもよい」

に移り変わることはできないの
でしょうか?

10何年も前から、患者さんから先ほど
のような言葉をもらっていて、
その不便さを何とかできないものかと
思っていたものの、それ以上、思考を
働かせる余裕が忙しすぎてありません
でした。
むしろ、距離があって不便な中でも
通ってきてくれる患者さんを大切に
しようとしてきました。

ただ、今回のコロナ禍は、もう一度
この不便な現実を見直すことに繋がり
ました。

「病院に行かなくても良い」
「先生に会わなくても良い」

を実現するには・・・
オンライン診療。つまり
パソコンやタブレットのビデオ通話を
介して診療をすることですね。

現に2018年からは保険診療に組み込ま
れていて、今回のコロナ禍をきっかけに
更に広まりつつあります。

そして、直観で
「これが近未来の診療の形態」
と思いました。

さて、僕には未来への変化の兆しが
見えました。それならば、それを
どうやって実行していくか考えて
みようと思います。
そして、どうせやるなら、その分野の
第一人者になってみるのもいいかも
しれません。そう考えると楽しく
なってきますね。

最後まで読んでいただきありがとう
ございました。


#これからの仕事術

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