静かなる有事
「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」 (河合雅司・著/講談社現代新書) を読みました。
未来を予測するのは誰にとっても容易ではありませんが、人口動態については統計によってかなり正確に予測できます。今年産まれた赤ちゃんは、20年後には20歳になりますから。。
日本の人口が、これからどのように減少していくのか。人口構成がどのように変わっていくのか。そうした変化が、社会にどのような影響をもたらすのか。本書では詳細に語られています。
日本がこれから経験する急速な人口減少を、著者は「静かなる有事」と呼びました。
いくつか要点を抜き出してみると・・・
○日本社会の高齢化と少子化はセットで語られるが、実は別の問題
○2025年には団塊世代が75歳以上となり高齢者が急増する
○2042年に日本の高齢者人口がピークを迎える
○処方箋のひとつは、戦略的に縮むこと
私はこれからも日本で生きていくつもりなので、それが静かな戦いであるのなら、戦場がどのように変化していくのか、少しでも知っておこうと思います。
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