20170412夜廻り猫2

夜廻り猫

深谷かほるさんのマンガ「夜廻り猫1・2巻/講談社」を読んでいます。

顔はコワモテだけど心は優しい猫『遠藤平蔵』。

「泣く子はいねが~~」と夜を廻り、

「ん、涙の匂い・・」と気づく。

「おまいさん泣いておったな?」「いや心で泣いておった」と語りかける。

語りかけられたほうは、ビックリしたりキョトンとしたり(笑)。それでいて1話8コマで完結させる力量と、心温まる読後感はさすがです。

人知れず(猫知れず?)ひたむきに、ときに痛みや重荷をかかえて生きている人がいる。光が当たるとも報われるとも限らない。そんな人の心にそっと寄り添ってくれるような作品です。

深谷かほるさんが最初はtwitterでアップし始め、今ではpixivでもまとめられています。そしてめでたく出版されると、私のように有料でも読みたいと思う人は少なくないでしょう。これからもご活躍をお祈り申し上げます。

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