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鳥と恋の饗宴 2022春


ゴミ出しの春の吐息の甘やかさ


珍しく雪が降った日、ゴミ出しの手がかじかみました。


春の恋をしていたら

ゴミ出しの朝の吐息も甘やかなのかしら

まして愛された次の日の朝だったら


まだ寒い日のある現実の2月

かじかむ手を自分の吐息で温めながら

詠みました。




電話からケーンケーンと雉の声


春の繁殖期に
美しい羽根の雄の雉がケーンケーンと鋭く鳴く

詩歌では古くからその声は
春の、妻を恋う声
として歌われてきた

電話の向こうの彼が
私を恋うてくれているのかしら

それなら私は
雌雉のように
チョンチョンと鳴いてこたえたい


佐保姫の魔法にかかり恋をする


佐保姫(さおひめ・さほひめ)

三春の季語

春を司る女神

奈良の東にある佐保山、佐保川の女神

佐保姫は霞 の衣を織り、柳の糸を染め花を咲かせる女神としてうたわれる


前回、楽しかったです。2回目も参加させていただきます。

「鳥と恋の句集」素敵ですね。
応援しています。
ご一緒に載せていただくことになったら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。


#鳥恋春 #鳥と恋の饗宴

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