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顔も知らない親戚の貴方へ✉️ (ルーツ巡りの旅に向けて)

私はこの夏、済州島に行きます。

大好きだった曽祖父母が生まれ育った韓国・済州島へ。

目的は、自身のルーツ巡りをするため。

その旅に向けて、現在少しずつ準備をしている段階です。

そのひとつが曽祖父の除籍謄本の取得。

除籍謄本から曽祖父の弟たちの息子や孫、ひ孫たちが未だに済州島に、しかも私の本籍地(曽祖父が生まれ育った場所)に住んでいる可能性がかなり高いという事実が判明しました。



そこで、私は勇気を出して手紙を出すことにしました。

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正直なところ、除籍謄本には現在の居住地が記載されているわけではないため、出生地や戸主かどうかなどの情報から本籍地に誰が住んでいるのかを推測することしかできません。

ですので、手紙を書くとなると賭けになります。

もしかするとそこに住んでいるのは親戚ではないかもしれません。

しかし、親族と繋がることができるビッグチャンス。

しかもかなりの確率で親戚がそこに住んでいる。

私は信じて手紙を送りました。

手紙には

・私は日本で生まれ育った済州にルーツを持つ在日コリアン4世であること
・今は留学でソウルにいるということ
・この度自身のルーツを辿るために除籍謄本を取得したということ
・そこから私の曽祖父は日本に渡ってきたが、弟たちは済州に残り、未だに済州に親戚がたくさんいて、私とあなたは親戚であるという事実が判明したということ
電話番号を書いておくので、よかったら電話してくれると嬉しい

という旨を書きました。

もしかしたら赤の他人に届くかもしれないため、最低限の個人情報で、でもきちんと見る人が見れば本当に私と親戚なのだと理解することができるように頑張って書きました。

手紙を書く際、そして郵便局に持っていく際、とってもとっても緊張しました。

でも、とにかくウキウキというかワクワクというか…설렌다という言葉が1番合うような、そんな気持ちでした。

もちろん、赤の他人だったらどうしよう、返事が来なかったらどうしよう、そんな心配もありました。

けれど、私にはなぜかとても自信がありました。

きっと親戚が受け取って、私に連絡をくれるはずだと。



手紙を出してから4日後。

朝の10:00。

突然知らない番号から電話がかかってきました。

いつもならどうせ営業だろうと無視をする電話ですが、010(日本で言うと090や080)から始まるその電話、なんとなく取らなければという衝動に駆られ電話に出ることにしました。


私「もしもし…?」

?「あ、もしもし?uriさんの電話ですか?手紙をもらったので電話したんですけど…

私「?!?!?!わあああああ!はじめまして!uriです!」

?「私はこの人(私が賭けで1番本籍地に住んでいる可能性が高いだろうと予想して宛名に書いた方)の母親なんだけどね〜!!この子は今はここではない別のところにいて…」

私「そうなのですね…!でも、ということは私たちも親戚ですよね…?!うわあ!!どうしよう…泣いちゃいそう…」

アジュマン「いや〜泣かないで〜(笑)あらあら〜!!あなたは今ソウルにいるのよね?ずっとソウルにいるの?」
※アジュマンは済州の方言でおばちゃんという意味です。

私「いや、私は日本で生まれ育って…今はソウルで留学してるんです…!曽祖父が日本に渡ってきたので…」

アジュマン「あ、そうだよね〜!いや〜私は문자(SMS)できないから息子にあなたの電話番号教えて連絡させるわね!!」

私「あ、ありがとうございます!!あの…7月に済州に行くんですけど、よければぜひお会いしたいです…!」

アジュマン「ええ!もちろん!!私も会いたい!!なら、その時には私が親戚みんな集めるね!!みんなで会いましょ!」

私「わ〜!!ありがとうございます!!!」

アジュマン「私あなたのハラボジ(おそらく単に祖父のことを指しているわけではないかと思われます…誰のことを指しているのかは不明です)のこと知ってるのよ!済州と日本(?)を行ったり来たりしてた時があってね〜

私「?!?!え、あ、そうなんですね…!!」

アジュマン「それにしてもあなた韓国語めちゃくちゃ上手ね〜!!!きっとハラボジ(上に同じ)に似てあなたも賢いんだね〜あらま〜」

私「いやいや…とんでもない…いやあ、本当にお会いできて光栄です。ご連絡してくださってありがとうございます!!」

アジュマン「私も会えて嬉しいわ〜!!じゃあとりあえず息子たちに伝えておくね!!また連絡するからね!!またね〜!!」


なんとなんと!!!済州から電話がかかってきたではありませんか!!!

しかも7月に会ってくれると!

他の親戚にまで声をかけてくれると!

私はプチパニック(笑)

ほんと、最初は何を話せばいいのか、何から話せばいいのかめちゃくちゃパニクりました😅

済州の方言で話されるということと私の韓国語能力が完璧でないということと私がプチパニックだったことで、全部正しく聞き取れているのかと言われると自信はありませんが…

とにかく!私は世代を超えて済州の親族と繋がることができました!!

ひいおじいちゃん!私親戚に会いに行くよ〜!!嬉しいよ〜!!



私は今、とてもとてもとても感動しています。

そして興奮しています。

1日も早く済州に行きたいし、親族に会いたい気持ちでいっぱいです。

もちろん父と叔父にも連絡をしましたが、とても喜んでくれました!

はあ…興奮が鳴り止みません(笑)

でもこの高揚した気持ちを残したくてすぐにnoteに書いてみました。

「やらぬ後悔よりやる後悔」

「人生一度きり、気になることがあればやってみよう」

この精神で生きてきた自分にこんなに感謝したことはありません(笑)

また、こんなに韓国語勉強してよかったと思ったのも初めてです。

事実は小説よりも奇なり…

とにかく!

済州に行くのがもっともっともーっと楽しみになりました🥹

興奮状態で文字を打っているので文章が変な気がしますが…(笑)

とりあえず今回のnoteはここまで!🌴

アジュマン!早く会いたいです〜!!


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