愛犬の食事はたんぱく質ファーストを貫けばよいのか
愛犬の食事で、たんぱく質や脂質をメインにする、という食事。
これを貫けば、愛犬は健康になれるのか!?ですが・・・
結論は、愛犬の状態にあってれば良いし、あってなければNG!
どんな食事もそうですが、全員に当てはまる食事は無いと思っています。
例えば肝臓が悪い時、病院では低たんぱくな食事を勧められますよね。
もちろん、これが全てとも思わないのですが・・・。
たんぱく質や脂質を消化吸収して、それを使ってエネルギーが作れてるのか、という所も大切。
それこそ、肝臓が炎症起こしてる時は、肝臓の細胞がうまく働けない状態😢
となると、アンモニアの処理も、酵素活性も、胆汁を作って送り出すことも、エネルギー産生も、何もかもが上手くいかなくなっちゃう。
でも、生きるためにはエネルギーを作らないといけない。
ならば、糖質でエネルギーを作ろう!
私の愛犬ふう太を里親として迎えた当初、肝臓の数値が爆上がりの状態でした(^^;)
うちに来る前は、メーカーは不明ですがドライフードだったようです。
すでに我が家は、ももに手作り食を食べさせてたので、ふう太も手作り食にまるっと変更。
結局、2か月で数値が正常値に戻ったのですが、この時は「ごはん」も食べさせていたんです。
もちろん、低脂質なたんぱく質も食べさせていました。
体を作ったり、血管を作ったりと、あちこちで必要ですから(^^)
肝臓数値が爆上がりしてた時は、全体量の4割を炭水化物、4割をたんぱく質、2割野菜みたいな感じでした。
サプリも入れて、補強していました。
そこから徐々に炭水化物を減らしていって、最終的にはゼロにして、たんぱく質メインの食事に落ち着きました。
肝臓だけでなく、腎臓や膵臓なども、最期まで健康をキープしてくれてたので、あの時、ムリな食事を食べさせなくて本当に良かったと思っています🙌
愛犬がどんな状態なのかによって、やっぱり食べさせるものって変わるんですよね!
あとは、愛犬の個体差もとっても大きいです!
「肝臓が悪くなったんなら肉を食べさせないとダメ」と言われた・・・と相談に来た飼い主さんがいましたが、度合いによりますよね。
何を足すのかより、引くものを探せ!というのが、最初の一歩😊
ちなみに、たんぱく質量の計量について。
食べさせる量で計算される方もいらっしゃいますが、基本的にはアミノ酸スコアで量を判断する方がベストです。
厳密に計算するなら、プロテインスコアを(^^)
食べたアミノ酸が全て吸収されることは無いですから、その辺も少し考慮してあげるといいと思います(^^)
以前、犬の食事講座で、「エネルギー産生についてはあまり意識しなくても良い」、と獣医さんに教わった事がありました。
でも、そうやっていると不調が出てきてしまって。
そこから細胞栄養学の専門医に教わり、学んだ事は、
生きるためにどれだけエネルギー産生ができて、継続できるか。
そのために細胞を元気にしてやらないといけない。
だから、個体に合った食事をしっかり食べなければいけない。
エネルギー産生だけではなく、驚くほどたくさんのお仕事をしてくれてる細胞たち。
愛犬だけでなく、自分の体も大切にしていきたいですね!
色んな考え方があると思いますので、ご参考までに😊
ただ、どんな時も「愛犬を観察して、現状を把握する」ことを徹底して、後悔が少しでも減らせるような毎日を送ってほしいなと思います🌸
愛犬との時間は、とっても貴重ですごい奇跡です!
皆様と愛犬の毎日を応援しています!
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