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アクティブファンドは悪なのか?

テレビや書籍・SNSなど、さまざまなメディアにおいて投資をするならインデックスファンドが良いとよく言われます。

インデックスファンドとは「日経平均」や「S&P500」といった指数などに連動する投資信託です。 一般的に信託報酬等の運用コストが低く設定されており、初心者に人気の投資信託です。

それに対してアクティブファンドとは、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが投資判断をしています。ファンドマネージャーは、企業取材等を通して様々な企業を調査・分析することで組入銘柄を決定しています。
インデックスと比べると、人件費などのコストが掛かっているため信託報酬等の運用コストは高めです。

このところ好景気が続いてきたため、全体的にアクティブファンドよりもインデックスファンドの方がパフォーマンスが良い場合が多かったです。

僕がいろんな方の相談に乗ってきて中でも、
『インデッククスファンドがいい』
『アクティブファンドの存在価値とは何か?』
というようなお声も多数ありました。

インデックスでもいいのですが、多くの方がアクティブファンドのことを勘違いされているように感じます。
アクティブファンドのこともしっかりと理解した上で
インデックスかアクティブかを判断いただきたいなと常々思っています。

運用効率の悪いアクティブファンドがあるのは事実ですが、中には市場平均を大幅に上回るパフォーマンスを上げているものもたくさん存在します。
そういったファンドがインデックスファンドよりもたくさんコストを取っていたとしても、より高いパフォーマンスを上げることが出来ているなら問題ないでしょう。

例えばインデックスファンドの代名詞
通称オルカンという投資信託を1973年に100万円投資していたとすれば、
2023年には大体3,400万円弱になっていました。

同じように
1973年全世界を対象とした、とあるアクティブファンドに100万円投資していたとすれば、
2023年には大体1億500万円弱になっていました。

そもそも100年間も投資し続けるというのは現実的ではない気もしますが
この結果を聞けば、必ずしもアクティブファンドが悪ではないと感じてもらえるのではないでしょうか。

これだけの差が生まれるのであれば多少コストが高くても納得できます。
(何やってんだお前ぇぇぇ!!ってファンドもあります)

そもそも投資信託の中には、市場平均などに連動させるわけでもなく、市場平均を上回ることを目指しているわけでもない、「インデックスファンド」とも「アクティブファンド」とも呼べないようなファンドも数多くあります。

一概に投資信託をアクティブかインデックスかに分類することもできないのです。

『初心者だからインデックス』はもったいないです。

玉石混合の投資信託の世界ですが
個性豊かなアクティブファンドを知ることで
将来の資産に2~3倍の差が出る可能性があるのであれば
大した苦でもないのでしょう。

アクティブがいいのか
インデックスがいいのか
それは人それぞれですが
効率的な資産形成のために知識を身につけ
自分の意思を持って投資に臨んでいただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます^ ^ これからも読者のみなさまに役立つ情報を提供できるように頑張ります!