ALS③〜病気がわかるまで〜

2017年
父は定年退職後も、非常勤で
マンションの管理人の仕事をしていました。

とても整理整頓上手な父だったので、
住民の方に喜んでいただいたり、
現役時代とはちがったゆったりとしながらも
喜んでもらえる仕事に
やりがいをかんじているようでした。


派遣されるマンションが週ごとに
変わるため、
お嫁に行った私には毎日のように

今日は〇〇の現場だよ!

(私)のお家に近い現場だから、
遊びに行こうかなー!

などラインをくれていました。

そんな父が仕事中
頻繁に転倒を繰り返すようになり、
気をつけてよー若くないんだから
などと笑いながら話していた矢先、
とうとう仕事中転倒し
腕を複雑骨折をしてしまいました。


すこしの斜面でころびそうになって、
踏ん張れずに変に腕を着いてしまった。
歳だなー。
と笑いながら言っていた父。

この時にはもう病におかされはじめていたことは
あとになってしることになります。

その後腕の治療も終え、元気になった父でしたが、
今度は転倒し、足を捻挫してしてしまいました。

なんだか足がよくしびれる。つる。
へんだなー。
とその頃父はよく言っていました。

私も足をくんだりすると
しびれることがあったり
よく腓返りもしていたので
わかるー自分の足じゃないみたいで
本当いたいよね、鉄分不足かなーなんて
呑気に話していました。


そんな私に父は、(私)はわかってくれるよねー、
と嬉しそうな顔をしていました。


私は小さい頃から体があまりつよくなく、
体調もよくくずしていたし、
アトピー持ちで、
兄弟に比べて
できるようになるまでの、スピードが遅いことが
コンプレックスでした。

色々なことに悩んで自律神経失調症に
なったこともありました。

そんな自分をかえるために食事や生活改善について
調べるようになり、それは今も続けています。


そんな私に父は
〇〇ちゃんは、努力家だから。
努力できるのだって才能だよと、
いつも、いってくれていました。


いつもそうやって私の
みかたでいてくれました。

その後怪我の治療がすすみ、
仕事にも元気にかよい、
また日常が戻ってきた
家族みんなそう思っていました。



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