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「差」に気付く、というメリット

突然ですが、人は、なぜ悩むのでしょう?

…うまくいっていないから?

…人から、指摘された欠点が嫌になっちゃったから?

…人と比べて劣っていると感じるから?

…目標に届いていないから?

…どうしたらいいかわからないから


どんな事象が起きているのであれ、人が悩む理由はさまざまなように感じます。

しかし、一言で片づけてしまうならば、

(一言で片づけてしまってごめんなさい)

思い描いた将来像と一致していないから、ではないでしょうか。

人は、「こうなりたい」「ああなりたい」という虚像を、心の中に知らず知らずのうちに創ってしまっています。

あえて、創ってしまっています、と書きました。これは、その人が勝手にこしらえた虚像なのです。決めつけている、思い込んでいる、ということも言えます。

たとえば、新入社員だから、早く仕事を覚えて、先輩社員に質問をしなくても、完結させられるようになりたい。

もう管理職なんだから、どんな社員に対しても、方向性が間違っていたら、その場で的確な指導をして、軌道修正をかけられるようになりたい。

なりたい、なりたい、と思っているうちに、そうならなければならない、とか、そうしなければダメだ、と思い込んでいるケースって多いと思うんです。


では、どうしたら、悩みを解決できるのでしょうか?

ひとつの解決方法としては、その思い込みを、単なる「思い込み」であると気づくことです。この思い込みは、イラショナルビリーフ(不都合な真実)と言われたりします。

イラショナルビリーフは、3種類あるといわれています。

① 自己に向けられたもの

② 他者に向けられたもの

③ その他(世間に向けられたもの)


たとえば、社内で、あの人はいつも怒っているような顔をしているから、話しかけると怒られそうだな、今はやめておこう、と感じて、なかなか話しかけられない場合。これは、②他者に向けられたもの、ですね。


その悩みの種は「真実」なんでしょうか?「思い込み」なのでしょうか?


一度、自分が目指すべき将来像について、よく考えてみましょう。

・新入社員は先輩に聞いてはいけない

・管理職は、適切な指導ができなければならない


もし、自分にそういう課題を課している方がいらっしゃるとしたら、そういうものに縛られているだけ、と考えることもあるかもしれません。

ふと冷静に、自分を客観的に見ることができ、今、自分が立っている場所と未来に立たなければならない場所の違いや「差」に気付くことができれば、悩みなんて、ちっぽけだ、もしくは、はじめから悩みなんてなかった、なんて結論になる可能性もあります。


あなたの悩みは、「真実」から導かれたものですか?

一度、疑ってみましょう。

そして、その疑いは「真実」なのか、周囲に確かめてみましょう。


その「差」に気付くことから、未来は少し変わってくるかもしれませんね。



それでは、また。


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