未完了を完了させる日
この内容は、知り合いのコンサルタントの投稿から、感銘を受けたのでシェアです。
(以下、転記)
◆未完了のものがあると
未完了とか未達成のものがあると、エネルギー漏れを起こすそうなんです。
小さくても良いから、完成させる。
そういう習慣を身につけておくと良いそうです。
私自身、未完了のもの、かなりありますし、偉そうなことは言えないのですが、理屈としてはエネルギー漏れというのは、理解しています。
よく断捨離とかでも、「いつかは、使うと思う」のいつかはやってこない!ということで、スパッと捨てたりすることがあるのと同じですね。
いつかやろう、いつかやろう。。
そのいつかは、いつですか?という話ですよね。
予定にしないうちは、いつかは、未定。
そういえば、過去にもTwitterで、こんなこと呟いてました。
いつかやろう。。やりたい、やりたいと思っているのに。。
どちらも、未完了をそのままにしているセリフですよね。
自分に戒めのために、書いてみました。
◆人の記憶の仕組みから
人は、短期記憶で覚えられるのは、「マジカルナンバーセブン」と言って、7±2(5~9)の範囲しか、一度に覚えられないのです。
これは、心理学の「認知心理学」で定説になっている「短期記憶」のお話です。
実際に、7±2の範囲だけ、という意味ではなく、訓練によっては、短期記憶の数(チャンク)を増やすことは可能だと思いますが、一般的には、いっぱい覚えているようで、最後の1個2個は、入れ替わって抜け落ちているだけですよ・・・ということもありうるわけです。
私は、大学の1年で、短期記憶のことを学んだので、社会人になって「メモしてくださいね」と言われて、短期記憶の限界を知っているから、すんなりメモ魔になりました。
細かいことほど、忘れるのは当然なので、記憶に頼らない仕組みを、若い頃から習慣化できたことは良かったと思ってます。
問題は、メモ魔になりすぎて、メモが取っ散らかってしまうという別の悩みが・・・(苦笑)
◆「とりあえずやってみる」から始めてみて
元々は、母と一緒に、自己啓発なモノに、はまっていた時に、「何事も始めてみないと進まない」ということで、「とりあえず、やってみる」が大事と言わんばかりに、それをお互い口ぐせにして「とりあえず、ここまでやってみる」とやってました。
つまり、なんでもゼロからイチにするのが、大変ということなのでしょうが、これが、スタートダッシュはいいが、あとがこける、私の悪い癖になってような気もします。
もちろん、だからと言って、スタートダッシュしないで、先延ばしにすることが良いとは思いませんが、自分が物事にどのように取り組む癖があるかは、把握しておいた方がいいかもしれませんね。
石橋を叩きすぎるタイプなのか、とりあえず渡りだしてから、うろうろしてしまうタイプなのか、ちゃんとタイミング見極めて一直線に行けるタイプなのか・・・
昔は、仕事は、机の上に書類を広げて、終わったら全部片づけて、机の上はスッキリ、ということが目に見えてやることができましたが、今はPC上で、なんでも開けっ放しということも、ままありがちになってきました。
全部のアプリケーションを閉じるのはPCの電源を落とす時、ぐらいになってしまうようなことも。
それこそ、1つずつ終わらせるということをしていない、悪い兆候ですよね。
「とりあえずやってみる」まるで、軽く動いているようで、最後まで持続しないのなら、それは、エネルギー不足だし、エネルギー漏れ。
そろそろ、私の中で「とりあえずやってみる」という口ぐせから、「今やっていることを大事にする」に変えていかないといけないなぁと感じました。
今、何が重要か?の記事に、関連する話になってきました。
いくら、マルチポテンシャライトであっても、マルチポストはあかんなぁ。。
あ、マルチポテンシャライトとは、いくつもの仕事・職業を掛け持ちしたり、異分野を渡り歩いたりするマルチキャリアのことを指します。
この本 ↓ がわかりやすくて良いと思います。
◆シンプルイズベスト
結局のところ、マルチタスクよりも、シンプルタスクの方が良いのです。
というのは、マルチタスクにすればするほど、完了が遅くなることも証明されているのです。
シンプルパターンだと
AAA BBB CCC だと、Aは3日後に、Bは6日後に、Cは9日後に完成すると分かります。
しかし、これを、ABC ABC ABC とやることで、最短でも7日後、8日後、9日後という形になってしまいます。
シンプルパターンの場合、かかった日数を累計すると、3+6+9=18
マルチタスクパターンだと、7+8+9=24
この間6日間分も、増えていくのです。
この計算方法が正しいかどうかは、数学や哲学の問題ではないので、これ以上は追究はしませんが、(できないとも言う・苦笑)
なんでも、物事はシンプルに考えるのが良いということですね。
あ、正確には、シンプルタスクではなく、シングルタスクです。
◆結局のところ
整理整頓と同じ考えですよね。
整理整頓されていると、なんでもスッキリしますよね。
それを思考の中でも、スッキリさせましょうということ。
モノを捨てるのか、タスクを終わらせるのか。
エッセンシャル思考でも、「やらないことを決める」という項目があるほど。
やらないことを決めることで、「やると決めたことをやるためのエネルギーなりを確保する」ということなんだと思います。
人は、やりたいことすべてができるわけではない。
大事なことは限られている。
だから、余計に「自分は何をしたいの?」を常に問い続ける必要があるのでしょうね。
そうでもしないと、すぐに「外なる力」を発動して、外の刺激に振り回されてしまうでしょうから。
こう書きながらも、わかるとできるは本当に違うなぁと、しみじみ自分ごとのように実感。
思い付きやヒラメキは大事。
だけど、それをカタチにするエネルギーや余裕、バッファー(余白)は大事。
だから、「何もしない時間」も大事なんですね。
この感覚を掴むまでは、まだまだかな、自分。
あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。
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