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「山奥ニート」やってます。

私の話ではないです(苦笑) 本のタイトルです。

和歌山県の限界集落の山奥に、ニート15人が集まって生活しているという本。
どういう経緯で、読書管理アプリの「読みたい本」リストに入ったのか、記憶が定かではないのですが、借りて読んでみて、非常に面白かったです。
私の場合、車の免許もないので、いきなり山奥って無理だろうなぁと思ったのですが、この本のような状況なら、ちょっと面白いかも!?と思ってしまいました。
実際に、見に行くか、移住するなどは、今のところ選択肢としては、下の方だと思うので、あり得ないことだとは、思いますが、本を通して妄想する分にはいい内容でした。


◆月12,000円の水道光熱費を払えば

基本的には、月12,000円の水道光熱費を払えば、家賃は0円なので、生活していけるとのこと。
家賃が0円なのは、廃校を使っているからというのと、NPO法人として、申請しているからでしょう。

なので、彼らは月20,000円ぐらい稼げば、楽々生活できるというわけです。
インターネットや電話などは設定してあるし、家電も、集落のあちこちから頂いて、どうにかやっていけているみたい。

車も、訳あって譲渡してもらっているし。

国民健康保険とか国民年金の支払いは?と思うかもしれないが、そこは本文中には触れられてなくて、たぶん、収入の低さゆえに、非課税・免除なのだと思います。

でも、山奥でいくらでも遊べるし、ボードゲームやゲーム機などで遊び放題。ゲーム機はいまだにニンテンドー64が現役だそうです。
古いからこそ、タダで送ってもらえるそうで、かなりの支援で潤っている気もします。

◆定職につかなくても

季節のお仕事などがちょこちょこあるようで、そういった時にニートは重宝してもらえるそうです。
スキルや体力などは期待されてないそうなので、そういったところも需要と供給が成り立つゆえんかもしれません。

キャンプ場のお掃除、案内、花取り、梅収穫・選別などなど。
また、効率よく働けば、成果報酬型のお仕事もあるようです。
もう、今では15人近い所帯となっているので、2~3人まとまって来てほしいなどのニーズにも答えられるようです。

◆結婚したニートも

本の作者の、あらたさんも、結婚して、最近子どもが生まれたそうです。
そして、案外ニートたちも、男性が多い中、ちゃんと彼女がいる人も。

その理由も本には書かれていますが、「時間」があるから、相手を理解するのに、じっくり時間を掛けられるという利点があるそうです。

まぁ、都会だと忙しすぎて、別れるというぐらいですから、時間があるというのは、心豊かに過ごすには最高の条件なのでしょうね。

◆ニート同士で集団生活って

社会不適合者という名称が誕生してから、そういった人たちは過ごしにくくなったように思います。
でも、ニート同士なら、必要以上に相手に求めないからか、誰かと話したいときはリビングに、一人になりたいときは自分の部屋に、自分のペースでいることができるようで、プライバシーやプライベート空間やその関係性は確保できているようです。

そして、皆で一斉に何かをしなければいけないということもないし、食事当番は作りたい人が全員分作るそうですが、まぁ、さすがに15人って、一種の給食当番並みのパワーが必要な気がします。
一応、自分の食器だけは、自分で洗うと決まっているようですが、それ以外の家事は、適当に気づいた人がやるという感じにしているそうです。

◆限界集落の孫的存在

限界集落の人の平均年齢は80歳以上。
お話をするのにも、聴力の衰えのある方が多いので、必然的に大きな声で話すことになるそうです。

私、個人的に思うのですが、都会って、あまりにも人が多すぎて、会話がボソボソしている気がするんです。
はっきり、大きな声で話してくれれば、通じる話も、全部ボソボソ声だと、完全難聴と言われる人でない限り、結構聞き取るのしんどいんですよね。

それに、ボソボソ話すのって、聞かれたくない話ってことじゃないですか?
人間の体の中には、チャクラというエネルギーのツボというか、ポイントがあって、喉は、スロートチャクラと言って、エネルギーのツボに当たるんですよね。

ここが弱い、あまり使われていないと、「自分の思いを外に発信するエネルギー」が弱いということになるので、自分の思いを押し殺してしまうことにもなるんじゃないかなと勝手に思ってたりします。

そういう私も、声の調子はいい状態とはいいがたいというか、話すボイトレのレッスンを受ける前は、自分に自信がなかったです。

自信をつけたければ「大きな声で話す」というのも、一つの手かもしれません。

いずれにしても、孫(ニート)たちは、お年寄りと話すことで声も出るようになって、前向きになったと、話しているようです。

◆丸い社会のヒントになりそう

一時期「丸い社会へ移行しよう」みたいな、ムードがありましたが、今は、発信者そのものが、「丸い社会という言葉を使うのをやめようかな」ということを言い出したのを受けて、ブームが急速に冷めたような気がします。
(発信者そのものは、「縄文の麓プロジェクト」と言ってますから、プロジェクトそのものが消失したわけではないです。あくまでも「丸い社会」というキーワードを使うのを遠慮しだしたというだけです)

ま、ブームではいけないんですけどね。
だから、逆にブームが冷めて、そこから離れた人たちは、離れた人たちで良いと思うのです。

私は、丸い社会という言葉や、その言葉が表すニュアンスが好きで、ブームと関係なく使っていきたいとは思います。

丸い社会とは、「個」が大切にされる社会ということ。

この「個」についても、いろいろ思うところあり、別記事できちんと解釈を書いてみたいと思います。

というのも、私が、会社人間ではないけれど、ビジネス・組織のことを考えるのは好きだからなんだと思います。
つまり、理想のチームとか理想の組織など作るには、どうしたらいいのか?そんな本や情報を20代の頃から集めていたほど。
アチーバスというゲームのトレーナーをしているのも、理想のチーム作りに役立ちそうと思ったからなんです。それには、「個」がなくなるわけではなく、「個」を生かした形。まだまだ、追究中ですが。

とにかく、ニートの価値観は面白いなと思います。
本文中で、どんなに、「儲かりますよ!」という話を振られても、「働くのが週1日なら」と回答してしまうあたり、「お金」に執着しないって、こういうことなんだ!と、感じてしまいます。
テレビで実際に放映されたシーンらしいですが、そこだけ見てみたかったなぁと思ったりします。テレビがない人間なのに、見たいところだけ見てみたいと思うのは、あれかもしれませんが、今ではオンデマンド配信など、お金払えば見れるものもあるみたいですしね。

◆人生どんな体験をしたか

前にも、「40代で働き方をシフトチェンジしていく」という記事でも、人生、未経験の体験をどれだけしたか?が大事になってくる、と書きました。

こちらの記事は、読んでいただいた数は少ないのですが、共感の数が思いのほかあって、自分でもびっくりしています。

仕事を極めるのもいいですが、それによって収入が上がっていくのもいいですが、なかなかできない体験をしていくというのも、人生の醍醐味だと思います。

私も、しんどかったものに、両親の介護、成年後見人として、銀行折衝、マンションの会計理事など、40代前半で、ドカッと体験しました。もう二度とやりたくないという思いもあります。

その中で、得た経験などを分かち合うというのは、やれたらいいなとも思います。
今は、都会にいるときには開拓しなかったような、美味しいお店の開拓や居心地のいい場所、パワースポットなど、開拓したりしています。
ある種、ガイドブックや広告に頼らない、湯河原開拓情報は持っていると思ってます。

◆8050問題

「8050問題」って聞いたことありますか?
昔、20代で引きこもっていた若者が、そのままずるずると高齢化していき、50代になるころには、親も80歳になり、子どもを支えられなくなるという問題です。

たぶん、私と同年代が、ニートなり、引きこもりになり、社会と繋がることもなく、親に庇護され、生きてしまったということなんだろうと思います。

私は、言葉だけを拾ってきているので、厳密な問題構造などは、理解していませんが、この8050問題の解決に、「山奥ニート」とか、限界集落での集団生活というのは、良いような気がします。

理由として、まず一つ目。
【自然が癒してくれる】
これが一番大きいと思います。
都会などで、引きこもりになるとですね、エネルギーがこもってしまうと思うのです。

今、私自身、脱都会して、2年強になりますが、ずっと感じていた、肩にのしかかるような重い波動は、だいぶ減ったように思います。
山奥ではない、ちょっとした郊外に移住しただけでも、この効果(山と海、温泉があるといういい場所ではありますが)を感じてますので、山奥だとか、それこそ、田舎と呼ばれるところに行くだけでも、人は元気になれると思うんです。

結局のところ、人には「生きる気力」というのが、必要で、その気力は、自然が与えてくれる気がするのです。
とりあえず、生きる気力さえあれば、社会性や社会生活などは、そのあとでも良いんじゃないか?と思うのんです。

そして、理由として2つ目。
集団生活ではあっても、プライバシーや、自分の好きなようにできるという点で、「自由と安心」がセットなっているということ。
もちろん、水道光熱費分の労働は必要ですが、それぐらいなら、フルタイムなら月に2~3回働けば入るでしょうし、また、著者のあらたさんなんかは、ブログ収益&執筆(ライティング)でも、やっていけているようです。

理由の3つ目。
限界集落の方が、お年寄りたちの、人を見る目が優しい。
これは、本を読んで知ったことですが、田舎や地方は、思い込みが激しいイメージがあったのですが、ニートのメンバーの中には、女装で生活している人もいて、意外となじんでいるみたいです。
変わった人間がいても、「あら?そうなの?」ぐらいな感覚でいてくれるそうです。

これは、私の中の常識では、想定外でした。
ある種、「自分らしさ」を思いっきり表現しやすい、受け入れる土壌がある気がしました。
もしかしたら、土地柄もあるかもしれませんので、本を読んだだけでは、私にはわかりませんが、これは、非常に生きやすい気がしました。

◆働くことの意味を見つめ直してみる

最近、田舎の方々の姿勢の良さを、移住した方がアップした写真を見て感じました。
都会では、「年を取ったら、人に面倒を見てもらう」ような風潮がありますが、田舎では、庭の管理をしたり、自分で家事をしたり、やることがあるから、いつまでも動いているという健康そうなイメージがあります。
「動ける限りは、自分でやる」
そういう価値観で居れば、お金ってそんなに必要ないのかな?と思ったりします。

私は、20代の頃は、完全に自信がなかったので、「就職できればどこでもいい」という価値観でした。何しろ、就職浪人経験してますからね。
一応、5月には、小さな会社に就職できたので、実質は1か月くらいの就職浪人で済みましたが、大学を卒業する頃に、会社が決まってない、仕事が決まってないというのは、就職氷河期とはいえ、悲しいものがありました。

また、キャッシュフローゲームなどをやると、「支出が低ければ低いほど、ファーストトラック(お金持ちの世界)に移行できる」という価値観があります。

そういう意味では、この山奥ニートたちは、お金持ちのファーストトラックの世界に入っているとも言えなくはないのです。
(厳密には、不労所得が支出を上回らないといけないので、労働所得でのみ稼いでいる彼らは、実質お金持ちの世界にも入ってないことも真実です)

家賃ゼロという、好条件があるにしても、いいお家に住むために、良い生活をするために、働き続けるというのは、ある種、身の丈というか、自分のエネルギーを消耗してしまわないか?という心配もあります。

仕事そのものが、ちゃんと自己表現の場として、機能しているのならいいですが、「お金を得るためだけに」という感じで、まったく嫌いな仕事は誰しもしないと思いますが、職場環境という点で、残念な職場に行かざるを得ない状況になってしまうようでしたら、そこは、じっくり考えてみることもありかと思います。

あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

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