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もう6月だけど💦③小泉八雲「十六ざくら」「乳母ざくら」

6月になってしまいましたが(;^_^A
桜がテーマの本の続きを書きます。


坂口安吾、梶井基次郎に続いて
今回は小泉八雲です!!
 
小泉八雲と言えば、怪談。
耳なし芳一、雪女、ろくろ首やムジナなど
ちょっと怖い昔話が有名ですね。
何を隠そう、大好きなんですこの部類♡


 
桜に関していえば
これまで(坂口や梶井)と同様に「命と引き換え」に咲く
「十六ざくら」「乳母ざくら」があります。
 
 
 
「十六ざくら」は
侍の庭で長年桜を咲かせていた樹が、ある夏とうとう枯れてしまった。
老人となった侍は、自分の命を引き換えにもう一度咲いておくれと
樹の前で切腹・・・!!!!
その日だけは毎年桜が咲くようになる。1月16日、雪の季節に・・・
 
 
 
「乳母ざくら」は
やっと子を得た夫婦は、乳母と共に大層子を可愛がって育てたのですが
子は15の歳に生死を彷徨う病にかかる。
 
乳母は21日間、不動明王に祈り、自分の命を引き換えに子を助けてくれと願い
助かった暁には見事な桜を献上すると誓う。
 
子は回復し、乳母は亡くなった。
お寺の庭に植えられた桜は、乳母の命日2月26日に毎年咲くのだった。

 
 
 
と。なんか、なんかさぁ~~~~
桜って、ただの樹木じゃないよね・・・・
 
小泉八雲の場合は命と引き換えに願いを叶えるものになっているけど
悪魔っぽくないか???
 
十六ざくらの爺さんは完全に桜に惚れている!
乳母ざくらも、お不動さんは願いを聞き届けるわけだけれど
命と桜の等価交換?命日だけに咲くんだよ・・・・
 
 
春になると、桜前線の明るいニュースで賑わうのだけれど
どうも私は、桜って桜って・・・妖しいよ!!と
皆が桜に魅せられてフィーバーしてるけど
魔術的な魅力で魔法にかかるよ!!っと
勝手にビビっているのでした。
 
だから白木蓮派だよ。
 
うそうそ、桜はやっぱり、美しいよね~


 
 
 
 
 
 
 
 


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