雨の夜に思い出す詩は。
大阪は、昼からずっと雨が降っています。
雨の夜に思い出す詩の一片があって、、、、
.......雨の日
埃だらけの本から
僕は言葉をさがし出す─
黒つぐみ 紫陽花 墜落 ダイヤの女王.......
(僕は僕の言葉を見つけない!)
夜が下手にうたつてきかせた
眠られないと 僕はいつも
夜汽車に乗つてゐると思ひだす
立原道造「日記」より
夜は、雨音をBGMにして
目を瞑り
夜汽車には乗ったことないけど笑
この詩を読むと、まるで夜汽車に乗っているみたいに想いがガタゴト、馳せていきます。
立原道造は26歳で夭逝してしまった戦前の詩人。
100年近く経っても、こんなにキラキラしていますね。好きだなぁ。
私の書いた記事が誰かの心に刺さったのかと思うと、とてもとても励みになります。いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!