素人が翌日の勤務(シフト)を告げるLINEbotを作った話【1】

はじめに

 この記事は、これまでプログラミングに関わったことのない筆者が、便宜的な理解のもと、同じようにプログラミングに挑戦したいと思っている方向けに書いているものです。理解に誤りがある可能性がありますので、あらかじめお知らせいたします。

シフト忘れを解決したい!

 筆者が勤務する福祉施設は勤務形態が複雑で、毎日出社時間が違います。こうした職場では”あるある”かと思いますが、年に何回かは出勤時間を間違える社員が出てきます。”あるある”とは言っても場合によっては重大な結果を招きますから、簡単に見過ごすことはできません。ただし、この手の問題は「頑張れ頑張れ」と発破をかけて直るものではありません。何かしらのシステムで補完するしかないと思っていました。

LINE Messaging API + GAS でシフトで作る通知bot

 何かしらのシステム、つまり何かのソフトやアプリを使って出社時間を通知したいわけですが・・・そんな都合の良いアプリはなかなか見つかりませんし、そもそも社員全員に同じアプリを入れてもらうというのは、別の意味での難しさがあります。

 そこで思いついたのが、LINEで通知するシステムが作れないかということでした。筆者の職場では、社員同士の連絡をLINEで行うことが多く、部署別にLINEグループもあったので、これで通知できるようになれば新たにアプリを入れてもらう必要はないと思ったのです。そして調べるうちに、LINEには「Messaging API」なるシステムがあり、プログラミングにより様々なサービスと連携することができることがわかりました。これを利用すれば解決するのではないかと考えたのが出発点でした。

 プログラミング初挑戦の筆者でしたが、色々と勉強するうち、なんとか思った通りのメッセージを送信することに成功しました。

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 この公式アカウントと友達になると、毎日決まった時刻に翌日のシフト情報(約30名)が一覧になって送られてきます。わざわざシフト表とにらめっこする必要がなくなり、見やすいのでミスも減る、という点が優れていると思っています。

 初めての挑戦で苦労した部分もありましたが、プログラムが思ったとおりに動いたときの充実感・達成感は、特別なものがありました。プログラミング初心者の方や同じような仕組みを利用したい方への一助となればと思い、これから数回に分けて書いていきたいと思います。

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