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21 lessons- 感想

「無知な人間は、自分の無知を知っている人間よりも危険である。」- プラトン
「七転び八起き。」- 日本のことわざ

この本は、イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリさんが書いた21世紀を生きる人のための本です。

簡単に言うと、人類は虚構(ストーリー)のおかげで大人数と協力できるようになり、他の動物を差し置いて繁栄したものの、現代急速に発達している、テクノロジーと生物学の分野に対応しきれなくなってるといいます。この本の内容はまた別の機会ということで、今回は読んだ感想でも。

私がその本読んだ時は、3年前くらいでしたかな。何でも知ってるって思い上がってたんですよ。それで他の人に知識ひきらかしてたり、自分の意見曲げないみたいな。それで、すごいだろーみたいに鼻が高かったですよ。そこでね、この本に無知という章がありました。そこでは「人類は、私たちは集団で考えるのあり、一人一人は屈辱的なほどものを知らないと」。私反抗するタイプなんで私は違う!とか思いましたね。まぁ人間はいつも自分例外と思うんですな。そこである実験を紹介してました。「実験者は、一人一人にどれくらいあなたは『ファスナー』のことどれくらい知ってるか尋ねられました。それで被験者は、私たち毎日使ってるからよく知ってます」と。私は、えっとファスナーは何だっけ?ネットで調べて、ああ!これね!知ってますよもちろん!と。その後被験者は、「じゃあファスナーの開け閉めの時の仕組みについてできるだけ詳細に教えてください」と。被験者は、全然答えられなくてびっくりしたそう。私はというと、ライフ半分削られましたよ。その後も続き、「人々は地球温暖化とは何か理解していないのに反対し、遺伝子とか遺伝子編集の技術も分からないのに遺伝子組み換えた食品に強固に反対する」と。まぁ私は根は真面目なのでね、もうライフ0でしたよ。先生〜もうやめてください〜。自分にグサグサ刺さりましたよ。なんか昔の自分が恥ずかしくなりましたね。

私の両親は先生ですから、昔から教育についても興味はあったんですよね。ハラリ先生は21世紀の変化が激しい時代にどんなことを学ぶと良いのかということを次のように述べています。例えば1000年に生まれた中国の農民は例え20年後王朝が変わっても自分たちが農業をやることは確信していて農業を学べば良かった。しかし、現在の知識は20年後にはもはや時代遅れかもしれないと。そこで、世界は変化だけが不変だから、絶えず自分を変化させなければいけないらしいですな。そこで、歳とるとやっぱり変化嫌いになって安定好みますからね。そこでね、レジリエンスが必要になってくるんですな。レジリエンスとは、困難やストレスに直面したときに、それに適応して回復する能力です。つまり、逆境や挫折に対して強く立ち向かい、乗り越える力を指すそうでね。chat gptを作った会社open AIのCEOのサム・アルトマンはこんなことを言っています。「たぶん、chat gptを今世の中に出したことは幸運なことだと思います。数年から数十年後、もっとクレイジーなものが完成するからです。chat gptが世界に衝撃を与えたことで、政府がもっとテクノロジーについて考える時間を、そして個人がレジリエンスを身につける時間を与えたことは人類の未来に良い影響を与えるでしょうと」

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