ゆーさん

自分らしく過ごしたい。ただそれだけ。 そのときどきに気になることを観て知って食べて、そ…

ゆーさん

自分らしく過ごしたい。ただそれだけ。 そのときどきに気になることを観て知って食べて、そして引っ越して。 世間の”普通”がしんどいけど、ところどころ仕方なく合わせつつも やっぱり自分のペースは守りたいと思ってる、そんな50代後半。 これまでのこと、日々のこと、なんとなく綴れたら。

最近の記事

決めた日から1年

仕事の任期を終えてこの先どうしようかを1ヶ月考えて、そして 赤坂の1人暮らしの部屋の中でついに東京を離れることを心に決めた日から 今日で1年が経ちました。 まだ紅葉もそんなに始まってなかったまちなかを歩いて、 今のうちに行けるだけ都内の美術館をまわろうと過ごしていて、 10月最後のこの日は国立博物館にも行っていたし、 東京はこうしてあちこちに目の保養があるんだよね、情報に恵まれてるよねと 1年前の今日、つくづく思ったものでした。 離れると決めてから離れるまでの数ヶ月はやや名

    • 10月終わりのかき氷にふと

      ハロウィン近いこの時期に、フェーン現象とはいえ30度超えはしんどかった昨日。 思わず自分でかき氷を作って食べてしまいました。 氷がりがりまわしてひいてフルーツ缶シロップかけて練乳かけて。10月なのにこんなに美味しく感じるとは。 かき氷機はこうして突発的に自分を助けてくれる、心強い存在です。 私はまだずっと半袖Tシャツ姿のまま毎日過ごしていますが、昨日の暑さで結局まだ長袖着られないな〜という感じです。 半袖期間が7ヶ月経過。この際もう、長袖なんてほんの少しの枚数あれば 足りる

      • 心揺れる時

        東京在住の息子がアメリカに移住することが決まり、出発が近いです。 向こうでの物価高もあり、ひとりで店を立ち上げる責任もあって、 しばらく帰国も難しいでしょう。 私たちも家族帯同の渡米経験が2度あるので、自力でアメリカで生活の準備をすることの大変さはだいぶわかりますが、時代も変わり、手続きなどもっと大変になっていそうです。 一年前の今頃まだ東京にいた私が、もし今も東京にいたとしたら、 せっかく東京にいるんだしと時間があるならきっと空港まで見送りに行くにちがいないと思うし、 今い

        • 自分のペース

          これまで自分のペースがどんなか考えたこともありませんでした。 団体行動に合わせられることを良しとする日本の教育にのって無難に育って大人になると、こうなっちゃうんだな と最近気がつきました。 なにするにも周りにあわせられてナンボな感じ。こわいですねぇ。 気がついてなかっただけでこれは一種の洗脳にも近いなとも思うのです。 人それぞれに個性があって、行動にも差があって、みな同じなわけがない。 だけど日本は平均的に同じ行動ができることを求めてきます。 あ、これ軍隊みたいだな、とふと

        決めた日から1年

          子持ち鮎の美味しさ

          子供にはわからない美味しさというのがあるんだなぁと、50代になってから感じるシーンがたびたびあります。 水がきれいな川があり、鮎を獲ってもいい期間というのがあって、皆それをちゃんと守って釣りをしている様子も、今の地に住み始めてから見て知りました。 同じ県内でも市がちがうと環境もちがい、子供の頃は隣の市に住んでいて、海の方が近いから海の魚ばかりが食卓に並び、 川魚は一度も食べたことがありませんでした。 子供にはまぁそれで良かったとは思うのです。 大人は川魚の美味しさもちゃんと

          子持ち鮎の美味しさ

          久しぶり!

          過去に北海道生活の中で2か月だけ教えてもらったウクレレは、その後忙しさにかまけて触ることもなく、15年以上が経ちました。 結局、当時は教えてもらった『ルージュの伝言』を1曲、コード弾きしただけで終わった感じ。(それも完全に忘れてもう弾けません) 習っていた時は家庭内の状況や自分の精神がまだ落ち着いて元気だったけれど、 その後経済的にも子育てにも暮らしも不安定でバタバタになって、 とたんにもうウクレレなんてやってる場合じゃないという、 気持ちに全く余裕がない状態になってしまいま

          古民家をどう使うかのセンス

          友人に『気になる店がある』と連れていかれた店は、古民家を利用した、和食のコース料理1種だけを出す店でした。 おそらく地元の豪農に近い存在の人が住んでいたと思われる、だいぶ大きな築65 年の民家が空き家になったタイミングで、料理人のご夫婦がそこを買い、リノベーションして1年前に開いた店のようでした。 古さを活かしつつも汚さはない、ひとめで気にいる空間というのはこういうのを言うんだなと誰もが感じるだろういい風合いに仕上がっている部屋で、 テーブルや壁際に飾られている花を見る楽し

          古民家をどう使うかのセンス

          9月ということは

          今年は大地震から始まって、天災に翻弄されながらあっというまに8ヶ月がすぎてしまいました。 夏は猛暑だゲリラ豪雨だ台風だ、と、特に子供たちは安心して夏を満喫できた日なんて、ほとんどなかったのでは。 そして9月。店頭にはもう来年の手帳が並んでいる店もあります。 え、もう? なにもしないうちにもう?? そう思ってしまうけれど、実際今年はもうあと4ヶ月しか残ってないのです。 8月終わり頃から、大好きな梨が並び、ほとんど毎日食べています。 好きすぎて、最近は皮ごと食べるようになりまし

          9月ということは

          部屋にこもる夏でわかったこと

          50代になっていたのにちょっとした野望からわざわざ5年前から東京に出て働いたことは後悔していません。やって良かったと思っているし、それをやる最後のタイミングだったかも、とも思います。 なので毎年、夏にも仕事をしていて、 コロナ禍のマスク強制、節電のための設定温度高すぎ冷房(ほぼ暖房)、東京の異常な猛暑続きにより、おととし8月は屋内仕事だったにも関わらず初めて熱中症になりました。 体調崩して病院にお世話になって、疲れ切って、ベッドで寝込んだ1週間。 その後運動不足になるから少し

          部屋にこもる夏でわかったこと

          暑さゆえの発見

          暑すぎて、買い物で外に出たくなさすぎて、食材すらネットで注文するようになってるこの夏。 買って帰るには重い牛乳や豆乳も、常温保存可能なものを6本ずつ取り寄せキッチンに常備。 発酵機は持ってるから、この牛乳さえあればヨーグルトも順に作り足すことができてわざわざ買い足さずに済みます。 炭酸水メーカーもネットで購入。 頻繁に箱買いしてた炭酸水は、飲んだあとの空きペットボトルをスーパー入り口の集荷の場所にリサイクルとして持っていく手間があって、これがまた憂鬱で。 でもこれでもうペット

          暑さゆえの発見

          タイミングで印象が変わる場所

          この時期になると、8年前に久しぶりにでかけた立山室堂での散歩を思い出します。富山県にありながら、さっと行ける場所でもない立山なので、よほどの思いつきでもないと、富山県民でもさぁ行こうという気になれません。 この時は、明日は天気も良さそうだし、そこまで気温も暑くなさそうだから行ってみようかと珍しく思ったのでした。 そこまで観光客が押し寄せていなかった時代だったし、 バスの予約もスムーズで、 当時あった、富山駅前から立山室堂往復+現地日帰り温泉券つきのプランの平日の切符を買って、

          タイミングで印象が変わる場所

          目で確認できること

          長年、ジッパーバッグ入りのぬか床がかきまぜづらかったので、 いよいよ深めの容器に移し替えようかと 変質しづらい陶器の壺購入に向けてネットやデパートで探したところ、 気になるぬか漬け容器はなかなか高価だということがわかりました。 そこで苦し紛れに果実酒用のガラス瓶を400円ていどで購入し、これでいいかと移し替えてみてそこで ”そうか、ガラスなら中の様子もよく見える”と気がつきました。 ぬか漬けはよくある、古めかしいデザインの、中が見えないような 陶器の蓋つき漬物壺にいれるものだ

          目で確認できること

          体が欲するもの

          気持ちが欲するものと体が欲するものはたぶんちがうと、 この頃思うようになりました。 若い頃の失敗や経験の積み重ねがあってようやく、という感じですが、 そうは言っても目の前にあれば、あった分だけ食べたいものよと 以前なら思って、そこまでお腹がすいてるわけでもないんだけど手をのばす そして気がつけば活動エネルギーより摂りすぎたカロリーがじわじわと脂肪にかわってたまっていく、そんな繰り返しできました。 これまでは気持ちが欲するものを食べてきたんだろうと思うのです。 気持ちと体が欲

          体が欲するもの

          幻のような

          地方に戻って半年経ちました。 ようやく地方暮らしの感覚になじんで無理がない、だいぶ快適な状態になりました。それほどまでに、東京暮らし感覚を抜くのに時間もかかったということです。 満員電車に乗りたくない、通勤時間は短く、なんなら徒歩でも行けるような場所に暮らしたい、人混みもひどくなく、子供や未成年がごちゃごちゃいないすっきりした大人空間で過ごしたい 東京の港区という場所は自分にとって、環境の好みをすべて満たす場所でした。 だから家賃の高さも必要経費とわりきって、家賃のためだ

          幻のような

          郷土料理とは

          その土地ならではの名物についてはけっこう詳しいけれど、 郷土料理、それも自分が育った県に代々長く伝わる家庭料理については、 自分で作ることがないまま、18歳で県外に出たのでよく知りません。 母は県内でも西側出身の人で、この県は真ん中ではっきりと、西側と東側で食文化が分かれるので、自分はやや西側な食で育った感じですが、 今は真ん中エリアに住んでいるので、見事に西側のも東側のも入り混じった食文化がスーパーの品揃えに見られます。 だから50代後半の今、作ったことのないこの県の郷土料

          郷土料理とは

          晴れ間に静かにぐるぐる

          人混みがとにかく苦手なのです。 みんながいっせいに動くタイミングと外してすいたところで動きたい、つねづねそう思っています。 子供の頃から団体行動に心の底から疑問をもってきたかもしれません。 もちろん納得できれば団体で動くのもすすんでやります。 ただ、日本はなんだか納得いかないまま団体行動に強引にもちこまれるパターンが多いように思うのです。 真夏の部活動が過酷な中、監督が『水を飲むと血が薄まるから飲むな』という理不尽な指示を出し、まともに従っていた子供たちの中の自分。つらかっ

          晴れ間に静かにぐるぐる