その名の通り、お品書きです。 題だけだとかわかりにくいかと思い作りました。ご参考にして頂けますと幸いです。 📗1話短編 📚数話・シリーズ 🔚完結済 😿【月が綺麗ですね】📙🔚ライバル視していた作家の死を知らされ、その遺作探しを頼まれた圷。ヒントを頼りに追って行く先で彼が知った真実の話。 📝【私は「note」という舞台に立つ道化である。】📘🔚藤原華様の「なぜ、私は書くのか?」という企画について書いた……ショートコント?エッセイ?ポエム?作り話?うん、多分ショートコント
今週はコツコツ書いていた「修羅と丹若⑭」と、やってみようと試しにちょこまか作っていた有料記事(設定資料)の更新で終わりです。(買わなくて大丈夫です。なくても読むのに問題ないので) 今ちょっと実家の犬が危篤だったり色々あるので、来週も創作大賞の作品を一つ置けるかどうかか思います。
それぞれの覚悟 「院瀬見!!」 傑は叫んだ。振り向かないその背中に必死で呼びかける。 何かがおかしい。 おかしい。 どう考えてもおかしい。 院瀬見らしくない。 餓鬼が無数にまとわりついているからと言って、あそこまで動きが鈍いのはおかしい。 まるで何かに心を囚われているような……。 あの鬼より怖い院瀬見が?そんな軟な訳はないと思いつつ、傑は不穏さを取り除けずにいた。 『アイツはなぁ……俺と違って、色々訳ありな「修羅」なんだよ……。』 ふと昔、
この記事は「そうだ!有料記事を作ってみよう!」という思いつきで作ったものです。 ノリと勢いのほぼお遊びで作っています。 買わなくて全く問題ないです。(笑) 有料記事を作るに当たり、「いやでも私の話に有料にするほどのものってある?!」という考えから何なら有料でも良いだろうと考えまして、「設定資料」とか面白いだろうという考えに至りました。(それならあってもなくても本編を読むのに影響もないので) 有料記事をやってみよう!(どういうものなのか知りたかったので)という思いつきでや
凄い方を見つけました! 創作大賞の参加者と作品(新旧2つ)をまとめて下さっている方です! 凄いです!参加者様と作品がひと目でわかる!凄い!(語彙力喪失) ぜひ見に行って下さい! https://note.com/taotao_marudora/m/m82bc8fc95b59
シリーズ① 囁く男 遊園地のレストラン。混み合う中、妙な人が目に入る。人々の間を歩き回る男。 自分の席がわからなくなった人かと思ったが、彼はゆっくりした足取りで歩き回り、各テーブルの人々の顔を覗き込んでいる。 「何、あの人……?」 やがて男は一人の女性に目を留めた。知り合いなのか、後ろから肩に手をかけると、自然な動作で顔を近づけ耳元で何か囁く。 頼んでいた料理が配膳され、私は目を離した。そしてもう一度目を向けた時には、男も女性もいなかった。 食事を終え
ある日、家に黒服の怪しい男がやってきた。そしてこう言った。 「圷様ですね?四十万様の遺言でお訪ねしました。少々お時間よろしいでしようか?」 私は咄嗟に何も答える事ができなかった。何故なら私の名字は「佐藤」であって「圷」ではない。そして「四十万」などという名字の知り合いはいない。 いや……。 正しく言えば「現実的」にはいない、だ。だが「圷」も「四十万」も身に覚えはあった。 「圷様?」 「ええと、佐藤です。」 「存じております。圷様。」 「では佐藤でお願い
レディース&ジェントルマン! 本日は当ステージに足をお運び下さり、誠にありがとうございます! 私、見ての通りの道化でございます。 しかもただの道化ではございません!! 趣味でやっております、ド素人の道化にございます!! いやいやいや! どうか席を立たないで下さい!! お気持ちはわかります。 このクソ忙しいのに、素人道化のステージなど見ていられるか、とお思いですよね?! ごもっともごもっとも。 ですが、袖触れ合うのも多少の縁と申します。 もしお嫌でなければ
ルサールカ②〜父と精霊の名の元に⑦ ルドルフ・R・ベル。 州警察本部刑事部所属。過去、妻と生まれたばかりの息子が事件の犠牲となっている。 その乳児誘拐殺人事件は「フェアリー事件」と呼ばれている。 過激な宗教団体が、「精霊」もしくは「妖精」の生まれ変わりだと言って新生児から一歳までの赤子を誘拐した事件だ。彼らは赤子から「精霊」ないし「妖精」を取り出そうとした、と供述したそうだ。 何を取り出そうとしたのかは不明だが、見つかった赤子の多くが体のどこかを取り出さ
血池肉林 傑の横を旋風が走った。 院瀬見だ。 そう思った。どう考えても人間業ではないが、院瀬見は落ちる傑より先に地面に降り立ち、受け止めるつもりでいるのだ。 その事にほっと息を吐いた傑の目に、別なものが映る。悪鬼が体の一部を尖らせ、傑に向かって一直線に向かってきていた。傑を落とすだけでなく、確実に仕留める為、刺すつもりなのだ。 受け止めるつもりの院瀬見。 刺し殺すつもりの悪鬼。 傑はその2つを理解した。 院瀬見が傑を受け止めた場合、二人とも負傷す
ご無沙汰しております。 唐突ですがお品書き(作品紹介)ページを作りました。 noteの積み上がって行く方式だと見難いような気がしてたので、トップ固定で作品目録を付ければ見やすいかなと思ってやってみました。 少しでも読みやすくなっていれば幸いです。 (更新はもう暫くお待ちください)
いつもお読み下さり、ありがとうございます。 突然ですが、しばらく更新をお休みさせて頂きます。楽しみにして下さっていた方には大変申し訳ございません。 創作大賞の終わりまでには完成したものを置かせて頂ければと思っております。 ただ休む前にどうしてもこの感謝だけはお伝えしたいと思い、書かせて頂きました。 はじめ作品を置かせて頂きましたのは、本当に創作大賞のためでした。 活発に活動やコミュニケーションを取る目的ではなく「コンテストに応募する」というニュアンスでぽいぽい置いていま
星を集めるのが好きだ。 だから昔からいつもの場所で星を採取する。 他の場所にも行くけれど、星の瞬きや他の刈人との折り合いなども考えて行っている。 「……あれ?」 ある時、刈ろうと思っていた星がなくなっていた。 誰かが来て刈ったようだ。 まぁ、星は誰のものでもない。 私はその日は諦めて、別の場所に向かった。 しかし不思議な事は続くもので、別の場所で刈っていたら、そこでも刈ろうと思っていた星がなくなった。 「??」 星なんて、それこそ星の数あるのに、何で私の行く場所の
ルサールカ②〜父と精霊の名の元に⑥ 日曜の礼拝を欠かした事は、ほぼない。必ず右側の一番後ろの隅に、一人分のスペースを空けて座る。 祈りが始まり、私は顔の前で手を組み頭を垂れた。 途中、誰かが横に座った。 彼は同じように、ただ祈りを捧げる。 「神」は時より、こうして私の前に姿を現せられる。 言葉を交わす事はない。それはいつでも、「神」が私達を見守っていてくれる事を確認する為の時間だからだ。 だが……。 「……全て、ご存知だっんですね、貴方は……。
剣が峰 傑はいきなり襲い掛かってきた悪鬼に驚く。物凄い速さで建物から飛び出してきて、気づいた瞬間には目の前にいた。 ガバリと開かれた口はまるでくるみ割り人形のようで、そこに大きな歯がびっしりと並んでいた。 歯って、確か身体の中で一番硬いんだよなぁ……。 何故か頭の中は、呆然とそんな事を考える。 けれど絶対に死なないよう叩き込まれていた傑の体は、思考するよりも早く反応し、窓を撃っていたサブマシンガンを素早く迫る悪鬼の口に噛まして難を逃れた。 ガシッと体を捕
ルサールカ②〜父と精霊の名の元に⑤ 助けて。 神様、どうか僕をお助け下さい。 昨日、隣の牢で泣いていたあの子が帰ってきませんでした。 助けて。 神様、どうかお助け下さい。 どうか……。 誰か……。 僕を助けて……。 真っ暗な牢の戸が開く金属音がした。 ビクッと部屋の隅で固まる。 ああ、とうとう僕の番だ。 いつもの投薬や実験じゃない。 この時間に連れて行かれて帰ってきた子はいない……。 僕は怖くて震えていた。 でもどうする