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49歳で会社を辞めた時のこと

約10年前、40歳の時、友人の紹介で経営コンサルティング会社に入社しました
創業1年目の会社でした
最初はとにかく売り上げをたてる!と
いろいろなことに挑戦しました

セミナー、web製作やSNS広告、SEO、アプリ開発など
いろいろなことに関われたことはとても良い経験でした

そういう思いがあったのと
友人に紹介されて入社したこともあり
お給料やおやすみのことなど
おかしなことはあったけれど
「ここでやっていくには仕方がないこと」「今は学ぶ時期」と割り切っていました

あっという間に時が流れて

スタッフが増えてくると
採用から社内の教育、給与管理も任されるようになりました

この頃から、自分の中に違和感があることに気づき始めます

「うちの会社は〜」って新入社員に言ってること、これおかしいよね
社長が私に指示してくることおかしいよね
でも私も、新しく入ってきた子に言ってることおかしいよね

新卒採用の為の企業説明会で専門学校におじゃまして
自分の子供くらいの年齢の子達に
お話しさせてもらったときに思ったのは
この中から応募があれば仕事として成果が得られるけど
果たしてそれがいいことなのか?

と、モヤモヤしていた

でも
その時の私は
そこには目を向けず
自分の違和感は無視して
会社に貢献する事を考えていた
それが自分の成功につながると思ってたから
だから
どうしたら仕事が上手くできるか
全体がうまく回るか
みんなが活躍できるか
自分が認められるか
ということを考えていた

ただある時どうしても納得いかない仕事を指示された
「どうしても納得いかない」のは後から思ったことだ
その時はやるしかなかった
自分の考えなど封印していたから
その時はあまり何も感じなかった
でも
その後半年くらいした頃から
その事から派生していろいろなことが気になり始めて
そこにいることがつらくなった

辞めた理由は?
と聞かれたら
会社に行けなくなりました
としかいいようがありませんでした
その時は
何も考えられませんでした

実際はもっといろいろなことが
絡み合っていたと思うのですが
それはただの愚痴になりそうなのでやめておきます

社長に「辞めたいです」って伝えたら
「なんで?」と聞かれて

「んー、・・・」

って考えてしまってちゃんと話せなかったら

「そうやって、んーんー考えてるフリして暇なんじゃない?だからそうなるんじゃない?」
「そんなんじゃ、この先どこにも勤められないよ」

って言われました

確かにこの時先のことなんて何も考えてませんでした
確かに就職活動は難航しました

49歳になる年の出来事でした

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