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そもそも両眼視機能検査って?

『眼鏡コンサルタント』ともぞうです。
今回は眼鏡店で行われている両眼視機能検査についてです。

両眼視機能検査って普通の視力検査と何が違うの?

まずは眼鏡店で行う視力検査について簡単に説明すると、右眼と左眼にそれぞれ近視・遠視・乱視の度数を入れて測定し、最後に両眼で見たバランスを調節して眼鏡処方するのが一般的な眼鏡店で行われている視力検査。
そして両眼視機能検査はその視力検査が終わった後に更に行う検査になります。(両眼視機能検査は完全矯正値がベースで行われます)

ではこの両眼視とは何か?
人間の眼は右眼と左眼で生じる視差を利用して遠近感や立体感を得るように出来ています。でも片方の眼のどちらかが見えてなかったり、極端に左右の眼で視力が違い過ぎるとその遠近感や立体感がつかみにくくなり、身体に負担がかかります。

症状としてよくある事
・首や肩がいつもこっている
・物が2重に見える
・文章を読むときによく段落を飛ばす
・キャッチボールが苦手

また左右の視力には問題が無くても左右の眼の視線(見てる所)のズレが原因で物が二重に見えたり(複視)、眼精疲労の原因になる事があります。その視線のズレを測定するのが両眼視機能検査になります。

両眼視機能検査の必要性

人間は両眼を開けていると両眼視をキッチリとしていると思っています。でも本当はそうではありません。
試しにある程度の距離にある目標物を決めて片眼ずつ手で隠して交互にその目標物を見てください。両方とも同じ見え方をしていますか?また、その目標物は手を右から左、あるいは左から右に移動させたとき、同じ位置にありますか?ほとんどの方はその目標物の位置はズレてしまうと思います。そのズレが小さいとあまり問題はありませんが、かなりのズレがある方は左右の眼の視線のズレが有って、もしかすると知らない間に身体に支障をきたしているかも知れません。

例えば
・どこで眼鏡を作っても度数が合わない
・老眼鏡を掛けても疲れる
・両眼を開けているのがツライ
など、こんな経験のある方は両眼視機能検査をオススメします。


両眼視機能検査を受けるに当たっての注意事項

実はこの両眼視機能検査ですがいろんな理論や考え方があって眼鏡店によって検査方法が違います。どれが正解でどれが間違っているっていうのは無いですが、最新の医療技術ではドイツのハーゼ博士による「ハーゼ理論」に基づいた「ドイツ式両眼視機能検査」(MCHまたはMKH)が良いとされてます。ただし一番重要な事は測定する店員の知識と技量で、普通の眼鏡処方と違ってとても多くの知識と技量を必要とする両眼視機能検査は簡単な検査ではありません。また両眼視機能検査の測定機器も必要になってきます。なのでもし上述の症状なのでお悩みの方は、眼鏡店のホームページやお店のブログなどをチェックして、どんな検査内容なのかをしっかりと把握してからお店に行くことをおススメします。それでも分かりにくければドイツ式の両眼視機能検査をしている眼鏡店をオススメします。
医療は日進月歩で進化しています。もちろん最新の理論に基づいて検査ができる眼鏡店を選んだ方が安心ですよね。

まとめ

以上、今回は両眼視機能検査について簡単に説明しましたが、いかかでしょうか?最近はコロナの影響で働き方が大きく変化していて、日頃私たちが見ている範囲や距離も変化しています。そんな眼を酷使する事が明らかに多くなっているこの時期、いつもと見え方や身体の負担が大きくなったと感じているのであれば、最新の両眼視機能検査が出来る眼鏡店に相談してみてはいかがでしょうか?
もしくはともぞうまで遠慮なしにご相談ください。

ありがとうございます。

『眼鏡コンサルタント』ともぞうでした。

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