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女が損してる気がする

寒さが厳しいこの頃、皆さん、お疲れ様です。

私は毎日朝ごはんとお弁当作って、仕事して、ぐったりしながら車で家に帰って、晩ご飯作ったり洗濯して、お風呂にはゆっくり入れず、明日の起きる時間を気にしながら寝て、朝起きたらお弁当作り、の繰り返し。

このTHE母さん生活のループの中で、苦手なことは早起きとお弁当作り。子供のお弁当作りのために5:20に起きる。今の季節は、起きると暗いし足元から寒さを感じてかなり辛い。
私もお疲れ様!

お弁当作ってる皆さんは、旦那さんに弁当作ることをお願いすることはできる?私は頭の中で文句言ってはいるけど、ダイレクトにお願いすることはできない派。だって「無理」「弁当作ったことない」って言われるのわかってるもの…。タイミングや言い方、相手の精神状態を見極めないと、チャレンジできない。
ごはんを作るのはお母さんの仕事。だからお弁当もお母さんが作るもの、っていう固定観念が大きいのも一因。まず、私自身がそれに囚われている。私がお弁当作るの当たり前なんだと、男性側が作る可能性について全く発想がなかった。なにやってんだ、お弁当作りはじめた6年前のわたしっ!。

自分の母親が弁当作り完璧だった。彼女は寝坊しないし、「弁当作り面倒」とも言わず、彩りのよい美しいお弁当を私に持たせてくれた。お陰でお弁当を手で隠さず堂々とみんなの前にさらすことができた。母親の弁当はこうあるべき!というモデルの完成。

私の旦那は料理がちゃんとできる人。たまに作る晩ごはんの親子丼とか麻婆豆腐、美味しいのです。お弁当を作れるスキルは持ってる。
6年前の私が旦那に泣きそうな顔で
「夜勤があるけど休みの時は作ってもいいんじゃないの?。いっしょに苦手なことやっていこ!」
としたら良かったのかも。(そんな演技力ないけど)
「私だって、完璧じゃないんだよ。かなり冷凍食品に頼ってるから、あんたが作っても同じだよ」
と高圧的に言えば少しはやってくれたんじゃないか。
お弁当を作っているお父さん方、貴方はどういう経緯でお弁当作りというミッションに参加するようになったんですかっ?

そもそも結婚したとき、あれっと思ったことがあった。
新婚生活を私のアパートにしたのに、旦那が世帯主だからと給料の住宅手当が無くなったこと。結婚したら給料減るんだ、と衝撃だった。
姓が変更になると運転免許変更で警察、口座名義変更で各銀行へ出向き書類を書いた。
各種保険、カードの数だけのカード会社への連絡、電力会社や電話会社も行ったと思う。平日の貴重な休みを使ってあっちへこっちへ…。
今はネットで手続きできるから気になることはないと思うけど、当時の私は、結婚しただけなのに姓を変えた女が損している!と思ったもんだ。

20年前、名の知れた企業で働いてた友人が育休を3年取れたのはいいが、復帰の時は事務職から組立て部署に異動になることが通例なの、と言っていて、女が結婚して子供を産むと学歴実力関係なく、昇進から外れて給料もどんどん男性と差がついた。
私が産休育休開けたあと、ボーナスが満額出なくて担当に尋ねたら、6か月休んだから、と返答された時も、子供を産むと女が損する!と思った。
正社員でもこうなんだからパートタイマーの人は……ヤバい、この話は止まらなくなる。育休のことは、また別に書こう。

この止まらない不満は、一つ一つの小さな損の積み重ねが地層のように積もって、取り払われず、自己を閉じ込めてしまう反動で出現するように感じる。
お弁当作りが損なミッションというわけではなく、苦手なことだけどお母さんだから作るのが当然というような流れで、パートナーと話し合うこともなく、当てはめられてしまうことが、損だと思う。
母親なのに…と、苦手なことを放棄することに負い目があるように教育されてしまったことで、女性であることが素敵なことなのに、それ以上に「女って損だ」と意識してしまうのが悔しい。

女に産まれて、いや、私として産まれて幸せ。なおかつパートナーと一緒に子供を育てることが嬉しいし、これからもこの生活が続くといいなぁ!と素直に言える生き方をしたいだけなんだけどね。

解決しないまま明日もお弁当を作るミッションを遂行する。でも、いつもと同じ卵焼き、ウインナー、キャベツ炒め、冷凍食品のメンチカツ、と決めてます。あとは、早起きするだけ。頑張る!

最後まで、読んでいただいてありがとうございました。


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