エレメントソニックの是非

この「エグゼ3殿堂入りチップと楽しいルールの提案」シリーズの記事は、禁止にした時の影響力の大きい物から順に紹介しているが、個人的にはあまり何でもかんでも禁止にしない方が良い、むしろ可能な限り禁止な物は少ない方が良いと思っていて、バリアブルソードまで来ると禁止にする必要性はそれほどないと思っている。

が、一考の余地はあると考えているので、バリアブルソード…というより、エレメントソニックの是非についてまとめてみる。

まず、自分がエレメントソニックをそこまで危険視していない理由としては、以下の根拠による。

・シールドで完全に無効化できる
仮に初弾に反応できずにくらってしまっても、2発目を食らった直後にのけぞりから復帰するため、3・4発目は確実にシールドで防げる。
被弾してしまいやすい1・2発目は、現環境において2強のヒートスタイルとウッドスタイルの弱点となっており、不遇なアクアスタイルやエレキスタイルとの溝が埋まる要素になっている。
更に、リフレクトで反射した場合、相手がスーパーアーマーを付けていなければ、反射弾でのけぞるので、エレメントソニックを中断させることもできる。

・シラハドリで無力化できる

・ルークで止められる

・見てから妨害できる
相手がバリアブルソードを使ってコマンドを入力し始めた時点で、こちらの画面に相手がバリアブルソードを使った事が表示されるので、手元に暗転チップがある場合は、素早く使う事で傘相手のコマンド入力を邪魔できる。
コマンド入力中に暗転チップを使われたら、基本的にもうコマンドを成立させるのは無理だ。

と、禁止しなくても良いのではないか?とする根拠を挙げてみたが、同時に以下のような問題も孕んでいる。

・シールドを使えないスタイルはどうするのか
カスタムスタイルとシールドスタイルは問題ないが、それ以外のスタイルは簡単にはシールドをつけられない。
エレメントソニックが存在する事で、カスタムとシールド以外のスタイルはシラハドリなりルークなり、無理してナビカスにシールドを組み込むなり、対策しようとするとかなりの負担を強いられる。
シラハドリとルークに関しては、正直そこまで信用できる対策とは言い難いし、ルークは取り敢えず使えば最低限機能する優秀なチップだが、シラハドリに関しては相手がソード系のチップを組み込んでいなかった場合は完全に腐ってしまうので、あまり沢山積むのも馬鹿らしい。
かと言ってエレメントソニックには、対策しないと瞬殺されかねない火力があるのも事実だ。

ガッツスタイルやシャドースタイルはカワリミマジックで対策もできるが、そもそもカワリミマジックのプログラムパーツがデカすぎて、組み込む事自体が負担だと言っていいレベルだし、
ブラザースタイル、グランドスタイル、バグスタイルはカワリミマジックすらないので、本当に多大な負担を強いられる。
バグスタイルは強みが尖っているのでまだ良いが、ブラザーとグランドはチップを使わずに身を守る手段もないのでかなり厳しい。

よって、スタイル間の格差を是正する、と言う観点で見れば、エレメントソニックを禁止した方がやれる事の幅が広がって面白いという見方はできると思う。

別の項で記事にするが、そもそもシールドとリフレクトが強過ぎるとも考えているため、シールドとリフレクトを禁止にする場合、全スタイル平等にエレメントソニックの脅威にさらされることから、合わせてエレメントソニックの禁止も検討する必要があると思う。
何かを禁止にすると別の何かが猛威を振るうので、セットで禁止にささざるを得ないものというのは、ままある。

ただ、初めに述べた通り、別に必ずしも禁止にまでしなくても良いのでは?というのが現状の自分の考え方だ。あくまでルールの提案だと思って貰えれば。

稀にこういうこともある…。

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