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きちんと伝えよう

2023.12.26 年内最後の通院日

去年の今頃は、今年よりも悪い年にはならないと思っていた。それもあってか、どうやら無理をしていたようで、結局今年一年はほぼ療養期間になってしまったという笑えない結末。
まだまだ未熟な私は、思い通りにならない状況への焦りや苛立ちが抑えきれない日や、ちょっと投げやりになりそうな日があったりする1年を過ごした。

あまり体調も優れず診察室の椅子に腰掛けて、何となくいつものように病状と生活の報告をする。
言ったからとて...と思っているところに、今日は、主治医があちこちで仕入れて来る新しい治療法についての情報を教えてくださる。あぁ、気にかけてくださっているんだ...と思う。
それらを薦める訳でもなく、客観的な情報として伝えてくださる。
なぜその治療法を試みているのかを尋ねる私。
それにきちんと答えてくださる主治医。
その過程 重ねるやり取りで、もう2年半も付き合っている病気なのに、自身の中で病状に対する解像度が上がって、整理できて行く感覚。そして、少し希望を持てるようになっていく。
結局その治療は受けないと決めたけれど、それが自分で選択した納得できる答え。
「回復曲線が急上昇しなくても、上昇していることに目を向けられそうです。」と口に出来た。

今日の診察を通して、やはり自分はいつも素晴らしい人たちに支えられていて、本当に幸せだと再認識。ただただ感謝の思いが込み上げて来て溢れていく。
病気になったことは決して良い事ではないけれど、病気にならなければ知らずにいた世界に触れたことには、きっと意味がある_。

ずっと支えてくれて見守ってくれている医療チームの方々に、年内に「ありがとうございました」を伝えられて良かった。

「ありがとう」を口にするだけでwell-beingが上がり、さらに感謝の念が深まる実感。
だから、言葉にしてちゃんと伝えよう!

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