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カグラバチ 楽座市編 閉幕

19話から始まった楽座市編。
現時点のカグラバチのお話の半分以上を占める長編が今週号で幕を閉じました。

個人的に定期購読を始めて最初の新連載であり、初期から楽しく読んでいましたが、最近はさらにヒートアップ。
看板とか若手とか関係なく、今1番面白いと思っているので、単行本爆売れ・掲載順も爆伸びして嬉しく思っています。

以下楽座市編に対する私の推しポイントを語ります。
布教も兼ねてあまりストーリーには触れませんが、作品のネタバレ含みますので気になる人はご注意ください!

キャラ

漣家

前章の敵であった双城があまりにも良かったので、あれ以上の敵が出てくるか?と思っていたのですが、この章で登場した漣家の面々も信念と格がある、魅力的なキャラクターたちでした。

命の限り楽座市を守る。

どんな戦局になろうとこの行動原理を貫き通す姿は作中でイカれていると評されますが、なんかもう凄いの一言に尽きる。
最期まで為すべきことを成そうとし、散っていく姿はとてもかっこよかったです。
特にクライマックスの京羅の独白と前話ラストの大ゴマには敵ながらグッと来ました。

緋雪

国直属の妖術師集団 神奈備の最高戦力。
組織人として自分の力の責任を自覚して動いているところには、主人公 千紘との明確な違いがありつつも、情を捨て切れるほどドライでもない。
時々見せる変顔(?)や、常に行動を共にする多福とのやり取りにもキャラの味が出てて好きです。

基本的には任務として千紘を追いながらも、人命を守るため命令に背いて協力関係を結ぶ場面もあり、ただ強いやつではなくなんか普通に良い人だなってなりました。
来てくれた時の頼もしさは半端ないです。
次章以降での活躍も楽しみ。

伯理

個人的一推しキャラ。と言いつつ最初は全然ハマってませんでした。
なんかヤバいやつ出てきたと思ってました。

でも千紘への思い、明かされた過去、覚醒に次ぐ覚醒…気づけば立派な千紘の相棒に。
あんなに足手纏いだったのに、対等どころか先を行く描写もあり、でもその急成長の過程には確かな説得力と深みがあったように思います。

それにしても、シャルといいカグラバチの回想ってなんであんなにいいんでしょうね。
毎回食事のシーンが印象的に描かれており、虐げられている人たちの命の、日常の価値を考えさせられます。
それをしっかり背負って行動に移す君はすごいよ!

戦闘

見開き

前々から言われてたことですがずっとかっこいい。
特に29話、あと戦闘じゃないけど開幕と閉幕もめちゃくちゃかっこいい。

あと空中戦の時の画角もとても良いです。

敵を信じた策

これも双城戦に引き続きですが、敵の実力を認めそれを作戦に組み込んでいる感じがとても熱いです。しかもお互いに。

この作品「敵の裏をかく」場面がたくさんあるのですが、騙し討ち感がないんですよね。
特に蔵での戦いと最後の救出劇!めちゃくちゃ良かった!
そもそも京羅との頭脳戦の根底にはずっとこれがあり、見応え抜群でした。


ということで、これ以上書くといよいよまとまらなくなりそうなので、終わりまーす!
ちょっと前まで打ち切りに怯えていたのに、急激に安心感が出てきたカグラバチ。
それに見合う面白さが続いているので、引き続きアンケ1位で応援していこうと思います。
ジャンプの看板になってくれ!!!


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