秋の夜長に。「丘の上の本屋さん」
私は「日常」を描く映画やドラマを好んでよく見ます。
ちょとした人と人の会話や風景を通して、深く共感をし、心を温かくし、時にせつなく、やるせなく、悲しく…といった感情で心を揺さぶられるのに、十分すぎるドラマや物語が、「日常」の中にあるからです。
だからこそ、その当たり前の「日常」がとても丁寧に描かれていて、そんな風に私も丁寧に「日常」を過ごしたいと思ったりするのです。
さて、この作品は、イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上にある、小さな古書店の店主リベロとそこに足し